Doing よりも Being

昨日、大人であろうと子どもであろうと、相手の気持ちを(分かる)ように努力しようーと、お話しました。

別の言い方をすると、(相手の気持ちを分解しないで、あるがままに受け止め、相手の身になって)一緒に感じてみようーと、いうことです。

例えば、(子どもが不登校で悩んでいるママ友)の話を聞いたときには、(それは、○○すればいいと偉い先生が言っていたよ)とか、(最初が肝心。あまやかしたらダメ)とかではなく、まずは(あなたも苦しいね)と言葉をかけてあげましょう。

この言葉をかけられることで、今まで(自分の外へ助けを求めていた)ママが、ママ自身の心と向き合うようになるのです。

ちょっと突飛かもしれませんが、私はこのことをお話するたびに、途上国への援助のありかたを想像します。水不足で困っている途上国へ、素晴らしい機能のポンプを送ってもポンプが壊れたら、何の役にも立ちません。しかし、井戸を掘る技術を教えてあげたら、その地域の人々の力によって水を得ることが、永続可能となるのです。

ママに対しても、同じことが言えるのではないでしょうか。

話を聞いた私たちが、自分の価値観や尺度、知識で相手を判断するのではなく、相手に相手自身との対話を促すような、そんな聞き方をしたいものです。

このようにお話すると、多くのみなさんが(そんなこと、私にはムリムリ)と言われることでしょう。

そんなことは、ありません。

Doingよりも、Beingが大切なのです。

まずは、一緒にいてあげましょう。

その後は……