未来の教員を目指す学生と関わって3部⑩

この連載の第1シリーズとして、発達障害を中心とした【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について、また第2シリ

ーズとして【学力差がある集団への係り】について、教員を目指す彼らが抱えている不安について考えてきました。

今シリーズでは、【一見仲良さそうに見えるなれあい集団内部への係り】について、考えていきます。

 

子どもたちは、活発に楽しそうににぎやかに活動しています。

しかし、このグループ内では、外から伺えられない『人間関係のトラブル』が生じていることがよくあります。

 

そうしたトラブルを防ぐために、『公的なグループを子どもたちが話し合って決めることで、私的なグループ内での一人または特定の子

どもに対する高い依存を、相対的に引き下げる』ことを目指し、その具体的な手立てについて考えています。

なぜ『理科の実験班』を決める時には生じない不満が、『遠足』『野外学習』などでは出てくるのかと言うと、子どもたちが『理科の

実験班』等を作ることの意味が明確であり当たり前と捉えるのに対して、『遠足』『野外学習』等での班づくり方法を当たり前と思わ

ず、さらに目的・必然性を、今一歩納得していないからではないかと考えます。

そう考えると、次に取り組む手立ては、『遠足』『野外学習』等での班づくりの目的・必要性を、子どもたち自身が理解すること、そし

自分たち自身でその方法考えるということではないでしょうか。

この『自分たちのことを自分たちで考え、話し合い、決める』という一連のルーティンを習慣化してしまうと、『野外学習』『遠足』等

でも、自分たちで話し合い、決めていくことになります。

普段の『理科の実験の班』等での少人数編成に手間をかけずに、大きな行事の時だけ子どもたちに考えさせても、今までそうした【力】

が育っていなければ、不毛の話し合いになるのではないでしょうか。

 

では、次にそうした【力】を育てるための具体的な手立てについて考えましょう。

①学級の出来事を自分事として、とらえさせる

例えば、学校では年度初めに『学級の目標』をつくります。

みなさんも、そんな思いでがあるのではないでしょうか。

では、もう一歩記憶をよみがえらせてください。

『学級の目標』をどのように作成しましたか?

『学級の目標』は飾ってある以外に、何かでどこかで役立てましたか?

年度の終わりに『学級の目標』はどうなりましたか?

おそらく、大半の方が何も覚えていないのではないでしょうか。

別段、皆さんが記憶力に問題があるわけではありません。

それくらいに、『学級の目標の存在感が薄い』ということだと思います。

それは、『学級の目標』自体、そしてその決定場面などが、多くのその当時の子どもたちにとって、他人事だったからではないかと考え

ます。

『学級の目標』ですら他人事だったのですから、学級で決定する多くの事柄も、『先生と一部の生徒』だけで決めること。

他の多くの子どもにとってし、まさしく『他人事』だと考えます。

そうなると、とても『自分たちのことを自分たちで決める』等と言う姿勢や雰囲気は生まれません。

ぜひとも、子どもたちに学級のことを、自分事ととらえさせましょう。

そのための方法は?

 

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

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詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。