若者のトリセツ【やさしさが止まらない】④

今まで、『待ち合わせに遅れてきた友人に対して、どのような対応をするか』という事例を基に、『ユーメッセージ』よりも『アイメッ

ージ』で話すことの優れた点について、小中学生の授業や先生を対象とした『現職教育』、保護者を対象とした『家庭教育セミナー』

等さまざまな機会で説明してきました。

対象が異なるとは言え、みなさん同じような反応をされ、『アイメッセージ』についての理解が進んだことを、感じていました。

 

ところが、ここ数年大学教職課程の授業で、この事例に取り組んだときの学生の反応の違いに、驚かされています。

それは、そもそもほとんどの学生が、『ユーメッセージ』で話さないということです。

すなわち、私が教えるまでもなく、ほとんど全員が初めから『アイメッセージ』で話しているのです。

それも、私から見ると、かなり卑屈な対応のように感じています。

例えば、(遅れてきた相手が、自分の前に来たら)「そんな、謝らなくていいよ。遅れるなんて、大したことじゃないし。誰でもあるこ

とだから」といった感じです。

しかし、これはやはりおかしいですよね。

『約束に遅れた』ということは、やはり相手に迷惑をかけたのですから、謝罪するべきことと考えます。

 

では、どうして大学生は、相手に謝罪を要求せず、妙に物わかりの良い人を演じているのでしょうか。

 

 

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