自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を好きになりましょう~12(ナンバー訂正)

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第2回目6月例会では、『自分を好きになりましょう』に焦点を当てました。

 

第1部 現在の大学生の人間関係の傾向 (詳しくは、以前のブログをご覧になってください)

1【周囲から好かれたい。嫌われるのが怖い】

2【自分自身よりも、周囲の評価が気になる】

第2部 現在の子どもたちの人間関係の傾向 (同上)

一見仲良さそうだが、その中では、いじめ等友人関係でのトラブルが起こりやす

その理由としては、『ひとりぼっち』になることを怖れるあまり、嫌な思いをしようとも、『グループから抜け出たい』とは、思わなく

なるという、周囲からの評価にとても敏感になっている子どもたちの姿がみえてきます。

第3部 子どもたちが、【ボッチ】を怖れる理由 (同上)

大学の授業で話し合ったところ、『今から思うと、どうしてもそのグループにいたかったわけではないし、そのリーダーの子をそれほど

きだったわけでもない。でも、一人でいて「あの子ボッチだね」って言われるのが嫌だった』という意見がありました。

ここには、子どもたちの『自分のプライドを保ちたい』という健気さや、『みんなと仲良くしなくちゃ』『友だちが多いことがいい』と

いった社会の風潮の中で息苦しさを感じていることなど、さまざまな思いで混乱している姿が見られてきます。

第4部 嫌われる勇気を持ち続けられるか?(同上)

今まで、お話してきたように、『たくさん友人がいる人が素敵』といった社会全体の雰囲気の中では、『みんなに嫌われないようにしな

きゃ』と子どもたち(もちろん大人も)が考えるのは当たり前でしょうし、その結果『自分の本当の気持ちが言えなくなる』というの

は、とても自然な流れではないでしょうか。

もちろん、こうやっていつも周囲に笑顔を振りまいている方もいらっしゃることでしょう。

その生き方を否定するつもりはありません。

しかし、多くの方にとって、これは今で言うSDGsすなわち「継続可能」なことではないですよね。

どうしても、無理が生じて、『苦しくなったり』『自己嫌悪に陥ったり』等と心身の不調が現れる方もいらっしゃることでしょう。

その結果、『私なんて‥』『どうせ私は‥』といった言動をされる方を、見かけてきました。

第5部 自己肯定感を取り戻そう

この『自己肯定感』という言葉も、現在では結構厄介なものになっているときがあります。

つまり、『自己肯定感を高めなくちゃ』という雰囲気が、社会にあふれていますよね。

書店では、『自己肯定感』という言葉が多くの本のタイトルに踊っています。

また、そうした本はよく売れているのか、平積みされています。

では、ここで質問します。

『自己肯定感が低かったら。いけないのでしょうか』

みなさん、どう思われますか?

私は、低い方が悪いとは思いません。

むしろ、『自己肯定感』が低い方は、自分が傷ついた体験から、周囲の人に優しい方も多くいらっしゃいます。

では、なぜ『自己肯定感を高くしたい』と言うのでしょうか。

それは、いつも『自己肯定感』が低い状態に慣れてしまうと、私たちはマイナスループに入ってしまうからです。

そして、どんどんマイナスの状態ばかりを考えてしまうのです。

なぜでしょうか?

それは、私たち(日本人)はネガティブ思考が得意だからです。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。