自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を好きになりましょう~13(ナンバー訂正)

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第2回目6月例会では、『自分を好きになりましょう』に焦点を当てました。

 

第1部 現在の大学生の人間関係の傾向 (詳しくは、以前のブログをご覧になってください)

1【周囲から好かれたい。嫌われるのが怖い】

2【自分自身よりも、周囲の評価が気になる】

第2部 現在の子どもたちの人間関係の傾向 (同上)

一見仲良さそうだが、その中では、いじめ等友人関係でのトラブルが起こりやす

その理由としては、『ひとりぼっち』になることを怖れるあまり、嫌な思いをしようとも、『グループから抜け出たい』とは、思わなく

なるという、周囲からの評価にとても敏感になっている子どもたちの姿がみえてきます。

第3部 子どもたちが、【ボッチ】を怖れる理由 (同上)

大学の授業で話し合ったところ、『今から思うと、どうしてもそのグループにいたかったわけではないし、そのリーダーの子をそれほど

きだったわけでもない。でも、一人でいて「あの子ボッチだね」って言われるのが嫌だった』という意見がありました。

ここには、子どもたちの『自分のプライドを保ちたい』という健気さや、『みんなと仲良くしなくちゃ』『友だちが多いことがいい』と

いった社会の風潮の中で息苦しさを感じていることなど、さまざまな思いで混乱している姿が見られてきます。

第4部 嫌われる勇気を持ち続けられるか?(同上)

『たくさん友人がいる人が素敵』といった社会全体の雰囲気の中では、『みんなに嫌われないようにしなきゃ』と子どもたち(もちろん

大人も)が考えるのは当たり前でしょうが、無理が生じて、『苦しくなったり』『自己嫌悪に陥ったり』等と心身の不調が現れる方の存

在も見逃せません。

その結果、『私なんて‥』『どうせ私は‥』といった言動をされる方を、今までに見かけてきました。

第5部 自己肯定感を取り戻して、自分を好きになりましょう

『私なんて‥』『どうせ私は‥』なんて、誰にも言って欲しくありません。

もっと、自分自身を大切にしてもらいたいです。

そのために、このごろよく話題となっている『自己肯定感』について、考えてみましょう。

ただ、この『自己肯定感』という言葉も、現在では結構厄介なものになっているときがあります。

つまり、『自己肯定感を高めなくちゃ』という雰囲気が、社会にあふれているからです。

では、みなさんに質問です。

『自己肯定感が低かったら。いけないのでしょうか』

それは、『自己肯定感』が低い状態に慣れてしまうと、私たちはマイナスループに入ってしまうからです。

どうしてそうなるかと考えると、私たち(日本人)がネガティブ思考が得意だからではないでしょうか。

そんな現状を基に、社会の風潮に流されずに、自分なりの方法で『自己肯定感』を高めることを、一緒に考えていきましょう。

第6部 自己肯定感の基礎知識のおさらい

みなさん、ご存じのことばかりかもしれませんが、ここで知っておきたい『自己肯定感の基礎』について、再確認しておきましょう。

① なぜ、必要なの?大切なの?

自己肯定感を言い換えてみると

『自分がこの世でただ一人のかけがえのない存在であると認め、大切にしようとする思い』となります。

この『ただ一人のかけがえのない存在』と、自分を認められない人が多いことから、さまざまなトラブルが生じているかとも思います。

それは、なぜかと言うと

『自分を認められなければ、他者を認めることができない』からです。

『どうせ私は‥』と自分自身を卑下(謙遜とは異なります)する人は、相手を大切にするつもりもありません。

以前にお話した『学級生活アンケート』の結果から見ると、学級生活に不満を抱いている子どもたちは、満足している子どもたちを見て

「私も頑張って、あのメンバーの一員になろう」とは思わず、「学級で楽しそうにしている人たちも、自分と同じようないやな目に合わ

せてやろう」と、考える傾向が強いです。

(その結果、学級崩壊が始まっていくという事例も多く目にしてきました)

そうした事例からも、まずは『ただ一人のかけがえのない存在』という気持ちをどなたにも持ってほしいです。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。