自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~16

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

コミュニケーションスキル 

第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください

 

第2部 話す力

1【自分の言葉で話してみよう】

第一言葉はギフト(以前のブログをご覧ください

第ニ上からではなく、横からの目線(以前のブログをご覧ください

①『中学2年生のお父さんの相談』ー『ゲームばかりやっている子と勉強する約束をしたが、子どもは約束を守らない』というケース

②練習『待ち合わせで、長く待たされた後の相手との対応』というケース(前回のブログで紹介)

アイメッセージの返答

「良かったぁ。私ね、心配していたの。このごろ、いろいろなことがあるじゃない?だから、いろいろ想像しちゃって。でも、良かっ

た。さぁ、早く食べに行こう」

本当に伝えたいことは、『命令ではなく思い』を、理解いただけましたか?

第三ポジティブな表現

今、小学校では【ふわふわ言葉とイガイガ言葉】、また中学校では【OKワードとNGワード】と名付けられた言葉が、学級内でよく話

題となっています。

ご想像のように、OKワードとは『ありがとう・うれしい・素敵‥』、NGワードとは『死ね・むかつく・キモイ‥』となります。

そこで、学校現場では「NGワードを使わず、代わりにOKワードを使いましょう」と、先生が子どもたちに話されるわけです。

しかし、ご想像のように子どもたちにとっては、『NGワードの方がOKワードよりも魅力がある』のです。

その証拠に、今までに多くの学校で、このテーマについて子どもたちに話してきましたが、子どもたちから圧倒的に多くのNGワードが

提案される一方、OKワードはごく僅かしか提案されませんでした。

それは、常日頃からNGワードには親しんでいて、一方OKワードは知らないという現状の表れではないでしょうか?

そんな彼らの語彙の偏りを、修正する必要があると考えました。

(言葉の役割として、多くの方がコミュニケーションの手段と考えられているかと思います。もちろん、間違いではありませんが、言葉

には、それによって物事を考えるというもう一つの大切な役割があります。ですから、語彙の偏りを修正することは、考えるフィールド

自体を変える、広げることにつながります。)

しかし、修正すると言っても、多くの言葉を教え込むことではありません。

「NGワードをOKワードに変えていきましょう」ということです。

「えっ、どのように変えるの?」

『ものごとの判断基準、すなわち物の見方を変えてみる』ということです。

これを、リフレーミングと言います。

次回、もう少し詳しくお話しますね。

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。