本音、言えてますか?

前回から続けて、(本音)について考えます。

私たち日本人は、周囲へよく気を遣う特徴がありますよね。(本音)を言えないときが、多いのではないでしょうか。一方、どんなときでも(本音)を言うことが、正しいとも思いません。

しかし、いつも本音を言わずに、建前だけで暮らしていると、本当のことをいわないことへの罪悪感を抱くことがあります。

また、自分の心にふたをして見ないふりを続けているために、息苦しくなってくることもあります。この(苦しい)という感情は、みなさんの心の深いところから発信されている(心のヘルプサイン)なのです。

本音を語ることはとても難しいことです。しかし、必要なときに、(本当のわたし)を表現することは、大切なことです。そうすることで、あなたらしく楽に生きることができると思います。

だからといって、何でも(本音)を言えばいいとは、思いません。ここには、ちょっとした方法=スキルがあると思います。

そうしたスキルを、身に付けていきましょう。

その一つとして、(相手との距離の取り方)について、考えます。

私は、このことを(ハリネズミの友情)と、考えています。ハリネズミって、ご存知ですか?

ハリネズミは、日頃は体の表面にある針を寝かせています。しかし、外敵が現れると針を逆立てます。そうなったら、誰も近づけません。

つまり、ハリネズミは親しい相手でも、むやみに近づくことができないわけです。

ここから、どんなことが分かるでしょうか。