ボッチって、そんなに嫌ですか?

昨日の質問について、みなさんの回答は?

質問はこうでした。

(3人グループの中で、明らかに上下関係があり、パシリ扱いをされている女の子。大人は、グループをやめればいいのに……と思うが、本人はグループにいることを選ぶ。何故か?)

多くの方が、想像されたのではないかと思いますが、(ひとりぼっち)=(ボッチ)になることが嫌だからと考えられます。

その背景として考えられるのは、チャムと言われる彼女たちの集団形成です。小学生女子は、クラス内で小グループに分かれています。昨日お話したように、それぞれの小グループのメンバーは、強いつながりがあります。

4月から5月のクラスのスタート時に、小グループが出来上がると、それはまず変わりません。

(パシリ)扱いをされている彼女は、もし今のグループをやめたら、所属するグループがなくなってしまいます。と言うことは、彼女はひとりぼっちになるわけです。(もちろん、授業中や行事の際には担任の先生が配慮されるでしょうが、それはあくまでもオフィシャルな関係です)

子どもたちにとって、(ボッチ)となること、いえ(ボッチ)と周囲から思われることは、耐え難い苦痛となります。それは、私たち大人には想像することが難しい世界です。

つまり、彼女がこのグループをやめないのは、極端に言えば(ボッチになるくらいならば、奴隷でいいの)という選択なのです。

しかし、どう考えても、これは問題がありますね。

彼女が心穏やかに、学校生活を過ごすために、私たちにできることはないのでしょうか?