【100人いれば100とおり】自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~33

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

コミュニケーションスキル 

第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください

第2部 話す力(以前のブログをご覧ください

第3部 相手との距離の取り方(以前のブログをご覧ください

第4部 アサーション(以前のブログをご覧ください

第5部 アサーションスキル 

①リフレーミングの真骨頂(以前のブログをご覧ください

②リフレーミング的ものの考え方(前回のブログから続いています

前回まで、【不登校】についてお話してきました。

不登校と一口に行っても、その理由は100人いれば、100通りあるわけです。

そこで、『不登校=いじめ』と直結せず、広い視野・異なる視点に立って考えていきたいです。

前回のケースでもそうですが、小学2年生の彼には、一緒に住んでいるパパとママ、そして近くに住んでいる祖父と祖母がいます。

少なくとも4人の大人が、彼のことを大切に思ってくれているわけです。

ですから、彼が学校を休みがちになると、全員が心配します。

全員が心配するのですが、その気持ちや言動は様々と思います。

「どうした?勉強がわからなくなってしまうから、学校は行かなきゃならないよ」と、『学力』を心配される方。

「何があったの?誰かにいじめられたの?」と、『いじめ』を心配される方。

「どうしてもいけないなら、今日は休んでもいい。でも癖になるから、明日は行くんだよ」と、『将来』を心配される方。

「お休みしたら、お友達に遊びに来てもらおうか?」と、『友人間池』を心配される方等‥

いずれも間違いではありません。

家族のみなさんが、大切な彼のことを心配して、いろいろ思い悩まれて出てきた言葉かと思います。

状況を分かっているはずの人たちでさえ、このように対応が違います。

それは、私たちが『自分のものさし』で物事を思い、考え、判断しているからです。

彼を取り巻く4人の人でさえ、今まで生きてきた人生が異なり、大切に思うもの・価値観が異なるのです。

そして、『異なる』ことを大切にしたいと思います。

例えば、全員が「どうした?勉強がわからなくなってしまうから、学校は行かなきゃならないよ」と言われたら、どうでしょうか?

彼は、より一層辛い思いを大きくしていくことにつながらないでしょうか。

彼を取り巻く人たちの、それぞれの『ものさし』を大切にしたいと考えます。

と同時に、さまざまな『ものさし』と出会って混乱してしまうかもしれない彼のために、それぞれの『ものさし』のすり合わせも必要

なってくると思います。

そり『すりあわせ』については、次回。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。