【心の距離感】自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~25

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

コミュニケーションスキル 

第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください

第2部 話す力(以前のブログをご覧ください

第3部 相手との距離の取り方 

『友だちができない・友だちと長続きしない』という中学2年女子生徒の相談を、事例として取り上げ、考えました。

その際に、2つの点に注目しました。

①『友だち』とは何だろうか?(前回のブログをご覧ください

②相手との距離感(前回から続きます

ちよっと視点を変えてみましょう。

例えば、『地下鉄で隣り合わせた見知らぬ人に、身の上相談はしない』という点については、以前にお話しました。

実は、そうした『人と人との関わりの深さにもレベルがある』に関するランキングがあります。

(ごめんなさい。私のPC技術では、この程度のことしかできません。以下、概略を説明します)

第一段階 閉じこもりのレベル  地下鉄の隣に偶然座った人との関係

第二段階 社交儀礼のレベル   新しく入社してきた人との関係。

第三段階 世間話のレベル    「コロナ怖いわね」と、当たり障りのない会話の関係。

第四段階 情報伝達のレベル   仕事上のPCトラブルに対して、得意な人が直してくれた時の関係。

第五段階 意見・判断のレベル  「選挙結果にがっかり」と言うが、相手の反応によって強気になったり、弱気になったりの関係。

第六段階 心理ゲームのレベル  言葉の裏に、他の要素が隠されている関係。

                例えば、付き合い始めたカップルで、お互いの『相手への思い』の差が大きい場合に、心の上下関係      

                が生じて、一方が相手から操作されてしまう関係。

                後味が悪く、ここで関係が切れてしまうことが多い。

第七段階 打ち明け話のレベル  自分の弱みを思い切って話せる関係。

                グループへの帰属意識が高まる。

第八段階 ありのままの自分のレベル 自分の気持ちを、あるがままに言葉に出して、率直に相手につたえる「真の会話」ができる。

                沈黙していても気にならない関係。 

いかがですか?

こうしたレベルを参考にして考えてみると、『友だち関係で悩む中学女子生徒』は、一つずつのレベル向上ではなく、一足飛びに数レベ

ルをアップしようと思い、行動してしまうので、それについていけない周囲の生徒との間に軋轢が生じてしまうのではないかと考えるこ

とができますよね。

彼女には、そうしたアドバイスをしました。

大人になるにしたがって、体験を重ねることによって、こうした知恵やスキルが身についてくるのでしょうね。

 

みなさんも、ぜひ記憶の片隅に入れておいて、何かの時にお使いください。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。