自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~20

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

コミュニケーションスキル 

第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください

第2部 話す力

1【自分の言葉で話してみよう】

第一言葉はギフト(以前のブログをご覧ください

第ニ上からではなく、横からの目線(以前のブログをご覧ください

 【アイメッセージ】について 説明と練習

第三ポジティブな表現(以前のブログをご覧ください

 【リフレーミング】について説明①②

 【リフレーミング】的考え方について説明

第四具体的に(前回のブログから続きます)

若者の「大丈夫です」の乱発➡5W1H (いつ・どこで・誰が‥)を明確に

(相手とコミュニケーションを成立させるために)

さて、こんな場面を見かけました。(今回は、ここからです)

私が若い頃、理科教員として普通学級の担任として、赴任した中学校は市内でも有数の運動系部活動が盛んな学校でした。

サッカー部、バレーボール部、卓球部などは、全国大会の常連であり、市大会はおろか県大会出場でも肩身が狭いといった状況です。

夏休み明けの始業式では、部活動の表彰が永遠と続き、ただでさえ運動能力に欠けている私として、「学校を間違えたかなあ」と思うこ

ともしばしばでした。

さて、そんな強い部活動ということは、もちろん練習も厳しく、生徒たちは朝練・午後連・休日の練習と頑張っており、ある部活動など

は『大晦日しか休みがない』という活動状態でした。(今から考えると、隔世の感があります)

そうした厳しい練習に頑張っていたある日、ある部活動の男子生徒たちが、どうやらたらたらと練習していたようです。

そこで、顧問の怒りが爆発し、「そんな練習をやっているようなら、もう帰っていけ」と厳しいお叱りの言葉がありました。

そして、生徒たちはどうしたか?

約30年前です。

みなさん、どう思われますか?

かれらは、それから部活動終了まで、約1時間半程度ずっと正座して顧問を待っていました。

そして、顧問に謝罪して、翌日から通常の練習に戻りました。

このこと自体には、さまざまな考え方があると思います。

ここで問題にしたいのは、【何ら具体的な指示がないのに、行動できる】ということです。

さて、同じことを今の中学校で行ったら、おそらく大半の生徒は、帰宅すると思います。

なぜならば、具体的な指示・示唆がないからです。

昔の濃密な部活動ならば、いわゆる『阿吽の呼吸』も成り立つことでしょう。

しかし、今の生徒たちのコミュニケーション、機会は多くても、とても浅く・薄いものと思います。

そうならば、【悪いことだ。いいな。分かったな】は、通じません。

そこで、具体的に】が大切となるわけです。

『◇◇がいけない』と言うのならば、それを補う『○○』を示唆しないといけない、それも『○○の場合には、△△する』と言った具合

に、具体的に伝えるべきと考えます。

いかがでしょうか。

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。