生徒・子どもの心とどう向き合うか22 ハッピー物語93【番外編】より

Ⅱ 【生徒・子どもの心とどう向き合うか】についての考え

④担任教師・スクールカウンセラーによる個別面接から見えてくる【生徒・子どもの心】について

【何をするか】が大切なのではなく、【ともに過ごす】という両者の関係性に意味がある Doing よりも Being 】

生徒・子どもが「私の気持ちをわかってほしい」と言うときの、【わかる】は【判る】や【解る】ではなく、【分かる】となります

○【生徒・子どもの話】を聴くときには、耳だけでなく身体全体で聴きましょう。

○【話を聴くかまえ】をつくりましょう。

ここで言う【構え】とは、『相手を受け止めるための心の準備』と考えましょう。

そのための具体的な方法としては、

◇ 声の大きさ・トーン・話す速さを相手に合わせましょう。うなづくペースも(ミラーリング)合わせましょう。

◇ 相手の話をとってしまわ相手の言葉を待ちましょう。『話さない』ことに、大きな意味があることもよくあるのです。

○【生徒・子どもの話】を評価しない。分かったつもりにならない。

ついつい大人である担任教師・スクールカウンセラーは、今までの体験から「ああ、それはこういう話で、こうすれば良い」と分かった

つもりになり、評価してしまうことがあります。

しかし、同じことはありません。

このように反応されると、【生徒・子ども】は「あ~あ、違う。やっぱり言わなきゃ良かった」といった思いを抱いてしまいます。

相談している【生徒・子ども】は、話したことの何倍もの内容を心の中に抱えているのです。

今、話した言葉だけで、【生徒・子ども】を判断することは止めましょう。

彼らの心は、話した言葉よりも、ずっと多弁かもしれないのです。

○【言葉はギフト】と考え、投げずに手渡しましょう。

言葉を投げつけないで、手渡しましょう。

なぜならば、言葉で傷つけられた【生徒・子ども】は、言葉で傷つけるようになるからです。

なぜならば、【生徒・子ども】は言葉ではなく、心を受け止めているからです。

なぜならば、【生徒・子ども】は心の伴う言葉かどうかを見抜くからです。

なぜならば、仮に「あなたはだらしない」と言われると、言われた【生徒・子ども】は「私はだらしない」と思うようになり、そのイメ

ージどおりに行動するからです。

明日に続きます‥

 

ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。

よろしければ、お話を聞かせてください。

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