暴れん坊の不安?

(あなたが大好き)と言われれば、言われた相手は無条件の愛情を感じます。大人でもそうですから、ましてや子どもならば、保護者からの愛情を感じて、勇気百倍❗さまざまな試練に対しても、立ち向かっていけることでしょう。なぜならば、もしも失敗して傷ついても、帰る場所があるからです。そこに帰れば、温かく迎えて、抱き締めてくれる(家庭)というものがあるからです。

しかし、(あなたは良い子だから好き)はどうでしょうか。ここには、(良い子)という条件があります。(良い子)だから、愛してもらえます。しかし、(良い子)でなければ、愛してもらえないのです。

これは、子どもにとって、とても怖いことではないでしょうか。

だったら、良い子になればいいじゃないかーこれは、大人の理屈です。なぜならば、この場合の(良い子)は、大人にとって都合が良い(良い子)なのですから。

もちろん、子どもたちがこうしたいきさつを、頭で理解するとは思いません。しかし、なんとなく気配?雰囲気?を察することはできます。

そうしたこどもは、どうするか。

それは、大人の考える(良い子)になろうとするのではないでしょうか。さらに言い換えると、(大人が望む良い子を演じる)ように、つとめるのではないでしょうか。

さらに、不安ならば、(ここまではいいかな?)と、(良い子)ではないことをやって、大人の愛情を確かめようとするかもしれません。

(良い子)は、決して愛され感いっぱいの自信に満ちた子どもではありません。

絶えず、不安を感じながら、びくびく生きている子どものように思えてなりません。

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