おめでとう!ハッピー物語4

受験勉強を続けながら、受験する学科を決め…そして、入試の日がやってきました。

ハッピーも私も驚きましたが、奇跡が起こり(そうとしか思えません)彼は合格しました。

本当に、「神様、ありがとうございます」とお礼の言葉しかありません。

採用試験合格の頂上を目指して、最初の関門を何とかクリアしました。

2 教職課程の単位獲得

ここまで、ハッピーの頼りなさを書いてきましたが、彼には素晴らしい長所(ストレングス)があります。

それは、子ども好きかつ人懐っこさ、言い換えれば人としてとてもチャーミングなところがあることです。

彼が、生徒会長をしていたときに、『日韓共同開催のサッカーワールドカップ閉会式で、優勝国の頭上に降り注ぐ千羽鶴づくり』という任務が、わが校他数校に依頼がきました。彼と話し合って、体育館で全員でつくるという案になりました。当日、下級生や細かい作業の苦手な子たち…やる気を簡単になくしている子たちの面倒を嫌がらずにみてくれていたのは、ハッピーでした。

大学生となり、小学校や学童保育等のボランティアにも、よく出かけていました。

そうした場所で、子どもたちと触れ合うにつれ、「小学校の先生になる」という思いは、どんどん強くなっていったようです。

おかけで、何とか単位も落とさずに、無事に卒業まで持ち込むことができました。