【チーム学校】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【不登校に目を向けて】⑯

今月は、【不登校】について、みなさんと一緒に考えています。

プロローグ

【不登校】についての知識の一例(以下、今回までの内容については、過去のブログをご覧ください)

本論

1 不登校の考え方の変遷

2 文科省による不登校の定義

3 不登校児童生徒数の推移

4 【不登校】の理由

① 学校生活に起因

② 家庭生活に起因

③ 本人の気質に起因

5 学校生活に起因の具体的なケースについて

①被害者のケア

②加害者の指導

③観衆の指導

④傍観者の指導

6 家庭生活に起因の具体的なケースについて

事例① 嫁姑のちょっとした考えの相違から不登校?

事例② 『韓流』は【不登校】に効く?

7 本人の気質に起因の具体的なケースについて

事例① ASD(自閉症スペクトラム)傾向のAくんのケース(前回から継続中)

Aくんは、よく自分の世界に没入してしまうため、周囲の子どもたちと一緒に遊ぶことが少なく、したがって友人も少ないです。

そのためなのか、学校で嫌なこと(体育の授業で走ったりすること)があると、休みが続いてしまっています。

ある日、昼休み終了のチャイムがなり、子どもたちが運動場から教室へ向かっていたところ、Aくんは大好きな『虫』を発見しました。

Aくんは、運動場にしゃがみこんで、動かなくなってしまいました。

さぁ、あなたはどうしますか?

 

前回、この件について考える糸口として、以下の点をお示ししました。

①小学校の先生には、ほとんど空き時間というものがなく、あなた(担任の先生)も、次の授業へ行かなければならないという現状を考えて、どのよ

うに行動すれば良いか?

②学級内で孤立傾向のあるAくんへの配慮を、快く思わない子どももいるのがリアルな学級の姿です。Aくん、他の子どもたちに対して、どのように

行動すれば良いか?

 

①について、例えば‥

Aくんのところへ近づいたあなたは、まずは「どうしたの?」と尋ねましょう。

(ここで、「チャイムがなっているから、早く教室へ戻るよ」と急き立てることは、何ら解決にはならないと考えます)

ここで、Aくんが「虫がいる」等と、何か話してくれたら、そこで会話を続けましょう。

そして、「何ていう虫なの?」とか「Aくんは、今までこの虫を見たことがあるの」等と、『虫について、Aくんから教えてもらう』と言う姿勢で、

少し会話を続ける努力をしましょう。

しばらくたった後、「Aくん、どうしようか?授業始まっちゃったね。この虫どうする?逃がしてあげる?」と、Aくんの意識を現実に戻してみまし

ょう。

「逃がしてあげる」でしたら、一件落着です。

あなたは、Aくんと仲良く教室へ戻りましょう。

「教室へ持っていく」となったら、何か容器を探して、もっていきましょう。

そして、できれば「A君の机の上」よりは、「教室の後ろの棚へおいておく」の方向を目指しましょう。

さて、「もう少しここにいたい」を選択したときには、二つの選択肢があります。

〇「じゃあ、今から○○分一緒にここにいよう」と提案し、あなたの代わりに他の先生に、教室へ行ってもらい、自習または授業の続きをやってもら

います。(もちろん、こうした体制がとれるということは、それまでにそうした準備や話し合いがなされていなければできません)

または

〇「じゃあ、クラスのみんなが待っているから教室へ行くね。でも○○ちゃんが一人になるのは心配だから、他の先生に一緒にいてもらうね」と話

し、他の先生に来てもらいます。(上記と同じで、こうした体制づくりが、学校として大切です。【チーム学校】の考え方ですね)

 

いかがでしょうか?

よろしければ、ご意見をお聞かせください。

 

②については、次回一緒に考えたいと思います。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いていま

す。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。