【妄想が自分自身を苦しめる】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【感情のコントロール】4

今回は、【コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方】を主のテーマとしながら、【感情のコントロール】に焦点を当てています。

 

その発端として、女子中学生の『友人関係の悩み』に焦点を当ててみました。(詳細は、以前のブログをご覧になってください)

私たち大人から見れば、「悪口を言った、言わない」といった、よくある「子どものトラブル」と処理してしまいがちなことでしょうが、その原因・

理由を探ると、そこには意外に深い内容があると思います。

このケースの場合には、『友だち』というものに対しての意識のズレが問題と考えますが、そうした意識のズレが、彼女たちばかりでなく、私たち自

身の生活でも、さまざまなトラブルを起こしているのではないでしょうか?

このようなトラブルの原因となる『意識のズレ』ぱどこから生じているのでしょうか?

 

そこで、私たちの【ものの考え方】について、取り組むことにしました。

【私たちのものの考え方の流れ】

第一段階 信念(詳細は前回のブログへ)

こうあるべきと考える、私たちの考え方の枠・フォーマットのようなもの。

私たちは、こうしたものを自分の中に持っていて、周囲で起こるものごとに対して、それに基づいて判断する。

第ニ段階 思考

現状を認識して、自分が関心のあることを、○○と考えて判断する。

ただし、ここには多分にその場での感情や、考え方のクセが反映される。

 

例えば、中学生のAさんが「私はおはようとあいさつしたのに無視されたから、私は嫌われている」と、考えたことです。

確かに、「Aさんが挨拶した」ことは事実です。

そして、「BCさんが挨拶を返さなかった」ことも事実です。

しかし、「挨拶が返ってこなかったから、私は嫌われている」という証拠はありません。

これは、Aさんの頭の中で作られた『お話』(妄想)です。

どうして、そのような『お話』ができたのでしょうか。

そこには、「この前、BCさんの二人だけで遊びに行った」というこに対するAさんの不快感があるからではないでしょうか。

自分の不快感が作り出した『お話』を、Aさん自身が『事実』として受け止めてしまっているのです。

つまり、自分で作り出した『お話』によって、自分が苦しむという不条理なことが生じているのです。

 

さらに、第一段階 信念 で、「友だちはいつも一緒にいるもの」と思っているAさんにすれば、その不快感はますます高まってしまいます。

 

第三段階 感情

関心のあることがらに対して、好悪等の気持ちをもつ。

 

みなさんご存じのように、あのマザーテレサは「愛情の反対は無関心である」と言いました。

子どもたちに、「愛情の反対は何?」と尋ねると、多くの子が「憎しみ」とか、今の時代ですと「ヘイト」と言ったりします。

しかし、マザーテレサの言うように、確かに私たちは関心のないことは「どうでもいい」と思いますよね。

「腹を立てる」「ムカつく」「キレる」というのは、相手に関心があるからですよね。

このごろ、みなさんはどんな「感情」を持たれましたか?

次回、その辺りから考えていきましょう。

 

 

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いていま

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リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。