コミュニケーション苦手さんへの応援スキル特集③
1 【聴く】編
① 「私の気持ちをわかってほしい」のわかるって?
② 心の速さは、言葉の速さよりも遅い
以前に比べると、私たちがかかわる情報量は何倍、何十倍にもなっています。
また、毎日の生活に追われて、私たちは忙しい毎日をおくっています。
その結果、私たちは家族、友人知人、会社の同僚等関係ある人との会話においても、擦れ違いざまに言葉を交わしたり、メールやSNS
などによって用件を『要領よく』伝えあっています。
でも、それは『言葉』という符号を交換しているだけではないでしょうか。
『言葉』を交わしたときに、あなたの心は一緒に反応していますか?
例えば
学生時代にお世話になった先生の訃報に接して、あなたは学生時代の思い出がよみがえり、先生へのなつかしさが温かな気持ちとなり、
心の中に充たされています。
しかし、顧客の訪問があり、先輩に呼ばれて会議室へ急がなければなりません。
頭の中は、一瞬で「仕事モード」になりましたが、心の中はまだ『懐かしい思い出』を引きずっています。
こうしたことは、毎日の生活の中でよくあることではないでしょうか。
このアンビバレントな関係に、とまどうことってありませんか?
このケースの場合には、多くの人は『懐かしい思い出』には、一時的に鍵をかけて、仕事に専念する方が多いでしょうし、そこから大き
な問題も生じないと考えます。
しかし、いつもいつも自分の心に鍵をかけていたら、それはとても辛いものになるのではないでしょうか。
そんな時は、自分で自分に「ちょっと後で考えるね」と言い聞かせて、後で自分の心と向かい合う時間をとることをお勧めします。
自分自身の場合でも、『心の速さは言葉の速さよりも遅い』のです。
ましてや、相手の話を聴くときには、その差は大きなものになるでしょう。
コミュニケーションで、大切にしたいポイントです。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。