GW明けに不安定な子どもとどのように関わるかー第13回学級経営学習会より⑦最終回

長い休みの後(今回のGWなど)、心身ともに【トラブル】【ストレス】を抱えてしまっている子どもたちを見かけたことが結構ありま

した。

教員が、そんな子どもとどのように関わっていくかについて、考えてみたいと思います。

そこで、第13回 学級経営学習会のテーマを『GW明けに不安定な子どもとどのように関わるか』と設定しました。

第1ステップ 話すきっかけづくり

第2ステップ 話を聴く

第3ステップ 対応策を一緒に考える

との流れで、考えて練習していきます。

 

第1ステップ 話すきっかけづくり のポイントは

気になる・配慮を要する子どもたちと、どのように話すきっかけを持てるかということに尽きます。(詳しくは、前回のブログ参照)

第2ステップ 話を聴く のポイントは

『すぐに心の問題については尋ねず』、『ネガティブな質問』ばかりといったNGに気を付けます。(詳しくは、前回のブログ参照)

第3ステップ 対応策を一緒に考える のポイントは

『やればできる』は本当か?です。

今までに成功体験があるからこそ、『できるからやる』のではないでしょうか。

ちょっとした成功体験が、次の行動への意欲向上につながっていくのではないでしょうか。(詳しくは、以前くのブログ参照)

 

そうした場面での子どもたちの心の動きが、『承認欲求』の強さに現れていると考えます。

前回【マズローの欲求階層説】について、説明しました。

生きていく上での『生理的』欲求が充たされなければ、その上位の欲求、とりわけ『自己実現』なんて、望むべくもありません。

私たちが日頃向かい合っている日本の子どもたちはどうでしょうか?

 

もちろん、毎日楽しい学校生活を過ごしている子どもたちは、たくさんいると思います。

しかし、学級に適応できずに辛い思いをしている子どもも、私たちの周囲に少なからずいると思います。

そんな子どもたちの心に、エネルギーの充填をしましょう。

そして、もちろん他の子どもたちにも。

具体的な対応策としては(詳しくは、前回のブログ参照)

① ポジティブに

② 上からではなく、権威を笠に着るのではなく ➡ アイメッセージ

 

そして‥

学校・学級になかなかなじめない子どもたちが、『何か』を頑張ったとしましょう。

友人や保護者、また教員などの支援を受けて、『勉強』『行事の実行委員』『部活動』『レクリェーション』等、どんなことでもかまわ

ないので、頑張ったとしましょう。

彼らが、勇気を出して頑張ったときに、私たち周囲の大人は、全力でそれを支えていきましょう。

そして、必ず心のどこかで、忘れずにいてほしいことがあります。

彼らにしたら、『慣れていないこと』をやっているのです。

上手くいかない可能性の方が、遥かに大きいと思います。

『頑張ったが、期待とは異なる結果となり、落ち込んでいる子どもたち』に対して、私たちは何ができるでしょうか。

何をすべきでしょうか。

私たちは【現在を評価する。そして、未来を語る】ーそうしたいと願っています。

①子どもの頑張りを認めましょう

②「何がいけなかったのか」と、子どもに自分自身と向かい合わせましょう

その時の最大のNGは【どうしてできなかったの】と問いただすことです。

なぜならば、一番悔しい思いをしているのは、頑張った子ども自身なのですから‥

 

私たちは、彼等の【心の居場所】として機能しましょう。

 

さぁ、来週から子どもたちが、本格的に学校に帰ってきます。

ぜひとも、支えていきましょう。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。