GW明けに不安定な子どもとどのように関わるかー第13回学級経営学習会より⑤

長い休みの後(今回のGWなど)、心身ともに【トラブル】【ストレス】を抱えてしまっている子どもたちを見かけたことが結構ありま

した。

教員が、そんな子どもとどのように関わっていくかについて、考えてみたいと思います。

そこで、第13回 学級経営学習会のテーマを『GW明けに不安定な子どもとどのように関わるか』と設定しました。

第1ステップ 話すきっかけづくり

第2ステップ 話を聴く

第3ステップ 対応策を一緒に考える

との流れで、考えて練習していきます。

 

第1ステップ 話すきっかけづくり のポイントは

気になる・配慮を要する子どもたちと、どのように話すきっかけを持てるかということに尽きます。(詳しくは、前回のブログ参照)

第2ステップ 話を聴く のポイントは

『すぐに心の問題については尋ねず』、『ネガティブな質問』ばかりといったNGに気を付けます。(詳しくは、前回のブログ参照)

 

第3ステップ 対応策を一緒に考える のポイントは

『やればできる』は本当か?

今までに成功体験があるからこそ、『できるからやる』のではないでしょうか。

ちょっとした成功体験が、次の行動への意欲向上につながっていくものなのです。(詳しくは、前回のブログ参照)

 

今回は、その具体的な活動について。

今朝のテレビのワイドショーで『Z世代の消費傾向』について、取り上げていました。

GW中の観光地での様子や、好みの映像や音楽の視聴の仕方など、かろうじてX世代、正直言えばW世代(そういう定義があるか分かり

ませんが‥)の私からすると、「へぇ」とか「不思議」という感想ですが、根底にある『承認欲求』の強さに考えさせられました。

『承認欲求』は決して悪いものとは思いませんし、人が生きていく上での一因となっていることも確かと考えます。

しかし、ここまで強いと「なぜ、そんなに承認してほしいのだろう」と不思議に思いますし、その裏には「これだけ承認してほしいと思

うからには、現実の世界で承認されていないからなのか?」と考えてしまいます。

『ちょっとした成功体験』を話題としていますので、ちょっと寄り道してみます。

みなさんは、【マズローの欲求階層説】をご存じですか?

上の資料の左部分にあるピラミッド構造になっています。

下部にある欲求が充たされなければ、上部の欲求を人は持たない?持てない?その人の思考に上がってこないということでしょうか。

今、生命の危険にさらされている人は、最底辺の欲求でさえ充たされていないので、とても『私は将来○○をやりたい』といった、自己

実現まで考える余裕がないといったことです。

今、ウクライナの子どもたちはそうなっているかもしれません。

では、私たちが日頃向かい合っている日本の子どもたちはどうでしょうか?

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。