GWは、身の上相談週間③ネットの『友人関係』、リアルの『友人関係』-3

【事例3 不登校中学3年生 15才の場合】

彼女への具体的なアドバイスは、昨日お話したとおりです。

今回は、彼女の事例から考えたことを紹介します。

①「外への目」(社会性)を彼女の成長ととらえたい

不登校についての考え方が、変わってきました。

以前は、『学校への登校を促す』という考え方が中心でしたが、今は「その子の気持ちを尊重する」と変わってきました。

ですから、彼女の変化をどうとらえるかも、人によって異なるかもしれません。

しかし、今まで『内にだけ向けていた目』が、『外へ』向けられたことをプラスとして評価したいと考えます。

たとえ、バーチャルな世界の関係であろうとも、Onlineのゲームの関係であろうとも、「グループのメンバーと会ってみたい」と彼女が

思い始めたことに、彼女の成長を感じたわけです。

実際、交友関係が広がったことによって、相談室へ登校してカウンセラー(私)と話すときの話題も増えてきました。

何よりも今まではカウンセラーがリードしていた会話を、彼女が主体的に話題を決めていくというように変わってきたことに、大きな変

容を感じました。

やはり『人は、人の間で人(人間)となる』という、昔の人が言ったことはそのとおりと納得させられました。

②心の中で『葛藤』することに意味がある

彼女からの相談は「OFF会に参加するか、しないか」についての質問でした。

そして、「もうしばらく悩んでみて」と即答しなかったことは、説明したとおりです。

それには、いくつかの理由があります。

例えば、『自分のことは、自分で考えて決める』という習慣を身に付けていってほしいからです。

初めに、保護者とともに相談室へ来室したときには、カウンセラーからの質問のほとんどに保護者が回答していました。

その隣で、ただうなづくだけの彼女を見て、彼女自身に自分の問題について考えてほしいと思ったからです。

また、一つの問題について心の中で『醸成』してほしいとも考えました.

この『醸成』の中で、さまざまな考えや思い、妄想などが入り乱れると思いますが、それこそが彼女の心を育てていくと考えるからで

す。

実際に参加するかしないかは、そうした彼女の心の成長と比べれば、どうでもいいと思います。

 

実際、彼女はこの後、卒業を前にして何回か教室へ入ることができました。

みんなと一緒の卒業式には出席できませんでしたが、自分で考えたとおりに通信制の高校へ進学しました。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。