自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~14

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

コミュニケーシスキル 

第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください

 

第2部 話す力

1【自分の言葉で話してみよう】

第一言葉はギフト(前回のブログをご覧ください

 

第ニ上からではなく、横からの目線

ちょっと想像してみてください。

『あなたは、中学2年の男子生徒の保護者です。

お子さんは、今どきの子らしく、ゲームに夢中でなかなか勉強しようとしません。

先日も、「勉強する」という約束をしましたが、あなたの目には、とても勉強しているようには思えません。

そこで、昨夜も言い争いになってしまいました。

あなたは「本人のためを思って、勉強するように話しているのに、どうしてあの子は分からないんだ」と最初は悩んでいましたが、その

うち腹がたってきて、とうとう怒ってしまった』という状況です。

うーん、そのお気持ち分からないではないですが‥

 

もう一度、『何が問題だったのかを見つけるために』、この流れの動画を元へ戻してみましょう。

ふむふむ、初めは『どうして勉強しないんだ』と、冷静に尋ねられていますね。

ここは、OKと思います。

問題は次です。

「来年は受験生だから、今から勉強しないと、いい高校へ入れない」と言われていますね。

問題は、ここではないでしょうか。

ちょっとキツイことを申し上げますが‥

こんなこと、誰でも言いませんか?

世間一般で言われている、ごく当たり前のことを言われているわけです。

この言葉って、インパクトありますか?

しかも、その言葉を『お父さん』『お母さん』という権威で、上から目線で話されていますよね。

それって、子どもはどう思うでしょうか。

「ああ、いつものことだ」ではないでしょうか。

ここで、本当に伝えたいことは、そんなことではないはずです。

本当に伝えたいことは、命令ではなく思いではないでしょうか。

そうならば、保護者自身の気持ちを「父さんは、こんなことを思うんだけどね。‥」「母さんは、自分の体験から、こんなことを思い出

すのね。‥」と、上からではなく、言わば横からの目線で話されてはどうでしょうか。

そうした目線で話す技法をアイメッセージと言います。

次回、練習してみましょう。

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。