自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分をそのまま受け入れましょう~コミュニケーションカフェ5月例会より⑩

考えるきっかけ

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかにある『ポジ

ティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

まず第1回目5月例会では、『自分をそのまま受け入れましょう』に焦点を当てます。

 

『自分をそのまま受け入れましょう』の内容

【人は言われたとおりに育つ】ということを糸口として、私たちの認知と行動のつながりのシステム (①信念 ➡ ②思考 

➡ ③感情 ➡ ④生理的反応 ➡ ⑤行動 ➡ ⑥結果)について考えています。

この流れのどこかを断ち切ることで、『イライラ』や『ゆううつ』な気持ちから、自分本来の気持ちを自由にしましょう。

 

前回までに、第一段階の【信念】について、事例を基に考えてきました。

ここでは、いくつかの【信念】と、そのアンチテーゼをご紹介します。

①『誰でも同じルールに従わなければならない』(前回のブログを参照ください)

今回は

②『人生は公平でなければならない』について考えてみましょう。

そうですね。

民主主義国家に住んでいる私たちとしては、『自由・平等』は大切にしたいテーゼですし、そういった社会を目指していきたいですね。

社会全体としては、そうあるべきと考えます。

しかし、私たちの日常生活に焦点を当ててみると、どうでしょうか。

『塞翁が馬』ということわざをご存じかと思います。

『幸運と不運は入れ替わり立ち代わりやってくる』という意味です。

私たちの毎日は、そんなものですよね。

幸せばかりでないし、かといって不幸ばかりでもないし‥

要は、長い一生のどの部分を切り取るかということですよね。

ましてや、人によって『幸運・不運』の価値も、異なるのではないでしょうか。

もう少し、考えの自由度を高めてもよいのではないかと考えています。

いかがでしょうか。

 

次回は、第二段階の【思考】について考えてみます。

 

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。