生徒・子どもの心とどう向き合うか19 ハッピー物語90【番外編】より

Ⅱ 【生徒・子どもの心とどう向き合うか】についての考え

④担任教師・スクールカウンセラーによる個別面接から見えてくる【生徒・子どもの心】について

【独自のアンケート】による事前調査(以前のブログに記述)

【教育相談】【全員面接】の手順・及び心がけたいこと

【何をするか】が大切なのではなく、【ともに過ごす】という両者の関係性に意味がある Doing よりも Being 】

【寄り添う】とは、こういうことではないでしょうか。

さて、ここでみなさんに質問です。

生徒・子どもが「私の気持ちをわかってほしい」と言うときの、【わかる】はどんな漢字でしょうか。

【分かる】ですか?【判る】ですか?【解る】ですか?

【判る】は、『判断する』に象徴されるように、何かを評価するときに使います。

すなわち、相手の気持ちを『この気持ちは本物だ』とか『重い悩みだなあ』といった具合に、聴き手の基準で評価するわけです。

ここでは、【相手の気持ちを受け止める】のですから、【判る】はふさわしくありません。

また、【解る】は『分解・理解・解剖』に象徴されるように、そのものの理由や意味を探るときに使います。

すなわち、相手の気持ちの原因や理由を推し量るわけです。

ここでは、理由を探ることよりも【相手の気持ちを受け止める】ことが最優先されるのですから、【解る】はふさわしくありません。

実際、【不登校】の生徒・子どもを前にして、『どうして不登校になったのだろうか?』とその理由を考えるよりも、『この不登校の生

徒・子どもを、これからどうしていくか』を考える方が、彼らにとって有意義な場合はよく見られます。

では、【分かる】はどうでしょうか。

【分かち合う】という言葉に代表されるように、『生徒・子どもの気持ちをともに支えよう』というように、ここには【寄り添う】意味

が込められています。

すなわち、生徒・子どもが「私の気持ちをわかってほしい」と言うときの、【わかる】は【分かる】と考えます。

ここにはたかが漢字ではなく、その本質が表れていると考えます。

生徒・子どもの話を聴くときには、ぜひとも【分かち合う】姿勢で聴くことにしていきましょう。

まだまだ、気を付けたいことがあります。

この続きは、明日。

 

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