未来の教員を目指す学生と関わって④

前回より、現在の学校現場、とりわけ公立学校がとても多様化していることについてお話しています。

話す言語が違う子ども、不登校傾向の子どもや、発達障害傾向のある子など本当にさまざまです。

一例として、『発達障害』傾向の子どもとのかかわり方について、前回考えてみました。

彼らと教師が一対一で対応しているときには、さして問題とならないことが、学級全体の中での対応となると、さまざまな問題が生じて

くることがあります。

なぜでしょうか。

例えば、【多動傾向】のある子どもがいたとしましょう。

授業の45分間50分間、じっと落ち着いて授業を受けることは、本人にとってはなかなか辛いことです。

一生懸命に我慢していますが、とうとう我慢できずに、唐突に立ち上がって離れた席の友だちのところへ行ってしまったり、教室から出

ていったりする場合もあります。

そのとき、みなさんが教師だったらどうされますか?

もちろん一般的には「○○さん、席に座っていなければだめだよ」と言われることでしょう。

しかし、それができないから立ち歩いてしまうわけです。

そのとき、その子の状況を理解していたり、『発達障害』について理解している先生ならば、そうした注意が届かないことも分かってい

ます。

仮に、「声かけしても、今はじっとすることは無理だから、しばらく様子を見よう」と、先生が判断したとしましょう。

一見、【多動傾向】のある子への配慮のように見えますが、ここに大きなトラブル発生の可能性があります。

何だと思われますか?

 

 

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