未来の教員を目指す学生と関わって③

さて、今回は教員を目指す彼らが抱えている将来への不安の一つについて、考えていきましょう。

現在の学校現場は、とりわけ公立学校はとても多様化しています。

例えば、私が勤務していた学区の小学校は、1学年10数名という極めて小さな学校でしたが、なんと学校全体で14か国の子どもたち

が在籍していました。

中国や韓国など近隣はもちろん、ケニア等アフリカ諸国から、またイスラムの子どももかなりおり、給食をめぐる問題がよく話し合われ

ていました。

また、私が教員として働いていた中学校では、難病の生徒がいて、野外学習や修学旅行に級友と一緒に行くことを目指して、保護者も先

生たちもよく話し合い、取り組んでいました。

さらに、不登校傾向の子どもや、発達障害傾向のある子など本当にさまざまです。

一例として、『発達障害』傾向の子どもとのかかわり方について、考えてみたいと思います。

以前より、そうした傾向のある子どもたちが、増えてきているのではないかと話題になっていましたが、文科省が調査したところ(記憶

に自信がありませんが、2007年頃かと思います)6%程度という結果が出て、大騒ぎになったことは覚えています。

彼らは、注意力が途中で切れてしまったり、授業中に立ち歩くという多動傾向があったり、一つのことに対してのこだわりが強かった

り、一般的な学力は決して低くないのに文字だけ読めなかったり‥と、いう傾向が見られます。

彼らと教師が一対一で対応しているときには、さして問題とならないことが、学級全体の中での対応となると、さまざまな問題が生じて

くることがあります。

なぜと思われますか?

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

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詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。