何ができるだろう①配慮を要する子編-2

以前、【コミュニケーション苦手さんへの応援スキル】について、お話してきました。

この内容については、時期を見て再開したいと考えています。

その一方、このところさまざまなご相談を受けています。

今回は、【配慮を要する子ども・人】に対して、どのように接するかについて考えていきましょう。

2 【周囲と上手に付き合えないBくん】(詳細は改編)

プロフィール

Bくんは、中学2年生。母親と二人暮らしである。

保育園児の頃より、友達と遊ぶときにトラブルを生じやすく、保育士から母親にはたびたび「引き取りに来てください」という依頼があ

り、母親は疲れていた。

Bくんはわがままを言い、迷惑をかけているという気持ちはないが、友人や先生に声をかけるタイミングが悪かったり、誤解される言動

が多かったりするため、『トラブルメーカー』と思われている。

母親は、Bくんの『母親思いの優しい子』であるという面など、Bくんの良さを周囲にも理解してもらいたいと願っている。

そこで、中学校の相談室を訪れることとなった。

Bくんの優しさや良さを、周囲に分かってもらうためには、どのような取り組みをすると良いでしょうか?

 

①お母さんに対しての初めの一歩

まずは、今までの努力・頑張りをねぎらいましょう。

もちろん、今までの母親の対応がすべて良かったかどうかは、分かりません。

しかし、母親は母親として『学校からの連絡』や、おそらくは『近所からのクレーム』等に対して、頑張ってきたと思います。

ひょっとしたら、学校というものに対して、身構えているかもしれません。

そうならば、まずは学校に対しての身構えをほどいてもらいましょう。

ある意味では、アイスブレイクと言ってもいいかもしれません。

そこで、今までの対応をねぎらうとともに、学校の相談室へ足を運んでくれたことに感謝しましょう。

「お母さん、今まで本当によく頑張ってきたね。お疲れ様でした。そして、今日はわざわざ学校まで来てくれて、ありがとう。あの子の

ために、一緒に頑張っていこうね」と、明るい表情で語りかけましょう。

母親が感じてきた『学校という高い壁』を、なくしてしまいましょう。

【あの子】のために、お母さんと私たちは連合軍となるわけです。

 

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。