コミュニケーションカフェ8月例会【思春期の人たちへ】④

『夏休みの1DAY講座として、子どもへの保護者の思いに焦点を当てた取り組みをやりませんか』とのお誘いを受け、『夏休み』とい

う機会でもあるので、コミュニケーションカフェの8月例会でも、この内容に取り組んでいきます。

よろしくお付き合いください。

また、ご都合よろしければ、ぜひご参加ください。

 

1 思春期とはいつでしょうか?(8月2日ブログより)

2 あるお母さんからの相談(8月3日ブログより)

3 なぜ、『勉強しない』のでしょうか?(8月4日ブログより)

4 『やればできる』は本当でしょうか?

教員として、個人懇談の席で「あなたはやればできるのだから、少し勉強すれば良い成績をとれるのだから、頑張りなさい」と、隣に座

っている《うちの子》に話す、多くの保護者を見てきました。

『やればできる』は、本当でしょうか?

保護者が、(子どもの不本意な成績を見せられて)、子どもとともに自分自身を納得させるために発した言葉ではないでしょうか。

もしかしたら、『誰も信じていない気休めの言葉』ではないでしょうか。

 

では、どうして『やればできる』という言葉に説得力がないのでしょうか。

それは、逆だからです。

すなわち『できるからやる』というのが、真実ではないでしょうか。

全く分からないことと、30分向かい合うことは大変な苦痛ではないでしょうか。

そんな苦労をしても、成果は上がらないのではないでしょうか。

かと言って、『やる気がなければ、成果は上がらないので、やる気が出るまで待つ』というのも、前半部分はもっともと思いますが、後

半部分は違っていると考えます。(このことについては、後述)

『やればできる』を、分解してみます。

『やる』は勉強の過程です。

そして、『できる』は勉強の成果です。

あまりにも、成果に対して過程を軽く捉えているのではないでしょうか。

まず、『やる』という過程を評価しましょう。

それだけの努力をしたことを認めましょう。

《うちの子》が、彼らとってはに珍しく一定時間取り組んでいたならば、前向きに評価しましょう。

その際に、(誰でもが言う、当たり前の言葉ではなく)保護者自身の気持ちを伝えましょう。

とりわけ、今まで評価されたことが少ない《うちの子》は、とてもうれしく感じます。

(ただ、表情には出さないと思いますが‥)

さて、このつづきは次回へ。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。