コミュニケーションカフェ for teachers 7 学校へ来にくい子とのかかわり方⑦

第1回のテーマは『学級の初日に何を話しますか?』でした。

今回の話し合いで、先輩の先生方から適切なアドバイスがいくつかありました。【詳しくは、以前のブログを参照】

そして、話し合いが進むに連れて、参加者から「欠席した子どもに対して、皆さんならばどうしますか?」という質問がありました。

ここでの【欠席した子ども】とは、単に体調不良で欠席したのではなく、【不登校】と言われている子どもに対して、【どのようなアプ

ローチ】をすれば良いかについてのことと察します。

この件については、以下の発言がありました。

①該当の子どもが先入観を感じないようにしたい【詳しくは、以前のブログを参照】

②一緒に、【今までとは違う生き方】への扉を開きたい【詳しくは、以前のブログを参照】

③該当の子どもや保護者との関係を深めたい【詳しくは、以前のブログを参照】

④該当の子どもたちに学力を保障したい【詳しくは、以前のブログを参照】

⑤担任ひとりで、背負ってしまわない【詳しくは、以前のブログを参照】

そして、今日は以下のことについて考えます。

⑥子どもや保護者の微妙な心の動きに敏感でいたい

先日、自死を選んだ中学生の事件において、「子ども本人が、『加害生徒に何もしてくれるな』と言ったので、学校としては指導できな

かった」という、学校の話を新聞紙上で知り、学校関係者ではない市民のみなさんは、どう思うのかが心配になりました。

その後「学校は、指導を放棄しているのではないか」という、意見を聞くことになり、「難しいなあ」としみじみ思いました。

ここに、【信頼を裏切ることなく、子どもを守る】ことの難しさがあります。

こうした複雑な問題を前にして、教員として担任としての立ち位置をどこに定めるかは、とても難しい問題かと思います。

例えば、今話題にしている【不登校傾向】の子どもに対しての以下の事例について、考えてみましょう。

事例 A先生のクラスには、新学期からずっと休んでいるBさんがいます。A先生は心配なので、毎日家庭訪問をしていましたが、保護者から「毎日来てもらうのばありがたいが、やめてほしい」と、言われてしまいました。先生としては、良いことをしていると思っていたので、この保護者の反応は想定外でした。しかも、先生は以前のクラスで【不登校傾向】の子どもに、あまり働きかけなかったら、「何もしてくれない担任」と言われてしまったという体験があったので、今年は頑張っていたのですが…どうすれば、よいのでしょうか。

こうした問題には、マニュアルはありません。

ただ、【一番大切にすることは何か】という優先順位(子どもの安心・安全?)見失わずに、子どもと接していきたいと考えます。

それを第一に考えるならば、どうしますか?

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。