【友だちという呪縛~ボッチ上等~】1 はじめに

みなさん、こんにちは。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 

今回から、新しいお話を始めていきます。

さて、みなさん、先日の「猟銃で警察官を射殺」という事件に驚かれましたよね。

亡くなられた女性の方たちも、警察の方たちも本当にお気の毒としか言いようがありません。

また、とうとう日本もアメリカのような銃社会となったのかとも思い、愕然としました。

 

しかし、私にとってさらに衝撃だったのは、容疑者が「ボッチと悪口を言われたから、女性たちを殺害した」と供述したことです。

「殺人」と「ボッチ」という言葉のあまりにも異なる重みの違い、そして容疑者の中では、この二つがともに存在していることに、私自身のものを

考える拠り所が、根本から覆された思いがしました。

みなさんは、どのように思われましたか。

 

実は、このところ非常勤講師として教えている学生たちからも、スクールカウンセラーとして相談にのっている小学生たちからも、「友人関係」に

ついてのさまざまな相談を受けています。

大学生は大学生なりに、小学生は小学生なりに悩みを抱えていて、その7,8割程度が「友人関係」なのです。

そして、そうした会話の中に【ボッチ】という言葉が、よくでてきます。

もちろん、私が若い頃でも【ボッチ】という言葉は、聞かれました。

しかし、現在ではこの言葉がもつ意味が異なってきているように思えるのです。

そんなことをいろいろ考えていたところに、この事件を知りました。

そこで、小学生から大学生まで、彼らの悩み・関心の多くを占めている『友人関係』について、【ボッチ】という視点から考えてみたい

と計画しました。

ご都合よろしければ、どうぞお付き合いください。

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いてい

す。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。