【中一ギャップはどこにでも】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【発達障害(碍)傾向に目を向けて】

どのように関わっていくか①(以前のブログをご覧ください)

どのように関わっていくか②(以前のブログをご覧ください)

どのように関わっていくか③

今まで、どちらかと言えば、『発達障害傾向のある子ども』に焦点を当てて、お話してきました。

しかし、当然のこととして、『発達障害傾向』のある子どもが成長して、『発達障害傾向』のある大人になるわけです。

前回までのケースでお話した少年のように、その時の気持ちを自分でコントロールすることで、周囲とうまく折り合いをつけられるよう

になるケースがあります。

その背後には、少年自身の成長による変化もあれば、医師の診断に基づく対応(カウンセリングや、心理療法、服薬など)、周囲の理解

や処遇など、さまざまな働きかけがあると考えます。

しかし、成長すれば全てうまくいくとは限りません。

反対に、子どもの頃は周囲の理解の下に配慮されていたことが、広い社会の中では「どうして、あの人はみんなと同じことができない

の?」と、周囲が戸惑い、お互いに不幸な関係になってしまう例も見られます。

例えば、以前に取り上げた話題ですが、【中一ギャップ】という課題があります。

これは、仮に『発達障害傾向のある子ども』が、周囲と異なる言動をしたときに、同じ小学校出身者は慣れているため「あの子はああし

ていても、すぐに大丈夫」と見過ごすことが可能でも、異なる小学校出身の級友は「先生たちは、どうしてああいう行動を叱らない

の?」と思い、その子への反発や教師への不信が生じるという事例でしたよね。

これは、小学校から中学校へという環境の変化でしたが、学校から社会でしたら、さらに大きな変化になると思います。

また、結婚という大きな変化でしたら、どうでしょうか。

ここに、最近話題となっている【カッサンドラ症候群】という、配慮を要するケースがあります。

次回、このケースについてお話します。

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

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詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。