Onlineコミュニケーションカフェ 2月例会を終えて

2月23日(祝)の10:15~12:00に、Onlineコミュニケーションカフェ2月例会【怒りに振り回されないでーアンガーマネジメント】を実

施しました。

『緊急事態宣言』が出されている中では、リアルなコミュニケーションカフェに、多数の参加者が集まるということは、なかなか期待で

きません。それだけに、Onlineでの取り組みには、可能性を感じています。

さて、さまざまな場面で、さまざまな立場の方が語っている【アンガーマネジメント】ですが、今回のポイントは以下の2点です。

1 思考ー行動の流れに目を向けて、【誤った認知】を【合理的な認知】に変える

2 アサーシブな対応として【アイメッセージ】【リフレーミング】に取り組む

という2点です。

1 思考ー行動の流れのうち、【怒りの発生メカニズム】について考えましょう。

①合理的でない信念 ➡ ②歪んだ思考 ➡ ③不安定な気持ち ➡ ④体調が変化 ➡ ⑤怒りという行動 ➡ ⑥対人トラブル

といった流れが考えられます。

そうならば、この一連の流れのどこかを変えれば、このメカニズムが成立しなくなるわけです。

例えば、『友だち神話』により「私は、みんなによく思われていない。イライラする」と感じている子どもに『そんなに友だちって必

要?みんなと仲良くするなんて、無理だよ』という【合理的な信念への変換】によって、怒りの発生を抑えられる可能性があります。

2 アサーション対応としての【アイメッセージ】【リフレーミング】を身に付けましょう。

【アサーション】とは、自分も相手も大切にしようとする手法です。

そうした対応例として、【リフレーミング】【アイメッセージ】があります。

【リフレーミング】とは、言葉や考え方の言い換えです。

例えば『おっちょこちょい』と言うと、一般的には『思慮が浅く軽はずみな言動をしやすい』と考えられがちですか、見方を変えると

『頭の回転が速く、行動が迅速である』とも言えます。また『おしゃべり』と言うと、一般的には『ペラペラと、うるさくまとまりなく

しゃべる』と考えられがちですが、見方を変えると『物知りで、損得なく情報を教えてくれる』とも言えます。

要するに、物事の判断基準をどこに置いているか、どんな視点で見ているかということです。

また【アイメッセージ】とは、主張するときに相手を非難するのではなく、自分の気持ちを伝える手法です。

私は今、大学で教えていますが、仮にうるさい学生がいるとしましょう。そのときに「君たち、うるさい。静かにして」という呼びかけ

語は『君=You』です。それに対して「ここはとても大切なところで、全員に理解してほしい。協力してもらいたい」という呼びか

けの主語は『私=I』です。

アイメッセージとは、このように『自分の思い』を伝える手法です。

どちらも、使うことで無駄な感情のトラブルなく、コミュニケーションを進めることができるのです。

ぜひとも、こうした考え方や手法によって、【怒りとの上手な付き合い方】を身に付けていきましょう。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。