自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~21
【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに
ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。
コミュニケーションスキル
第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください)
第2部 話す力(以前のブログをご覧ください)
と、ここまで 第1部 聴く力 と 第2部 話す力 について、お話してきました。
第3部 へ話を進める前に、今までの活動についての、感想の一部を紹介します。
<傾聴してみて‥>
保育園時代からの大親友がいる。その子は両親がいない家庭環境で育ち、昔も今もそのことで悩んでいる。私は、その子の気持ちに共感
しようと話を聴くことはできても、心の痛みは100%共有することはできない。その子を傷つけないようにアドバイスすることができず
反省していた。しかし、「良い聴き手」になることを知り、無理にアドバイスしなくてもいいと分かった。
※ 「その人が感じる」ように、その人の話を聴くことはできないと考えます。今までの体験や環境が異なるのですから、当然と考えま
す。そこで、「分かる」と無責任なことを言うのではなく、「私はあなたではないから、あなたが感じているようには受け止められない
と思う。でも、できる限りあなたが書感じているように受け止めようと努力するね」という気持ち・姿勢が大切ではないでしょうか。
<自分の気持ちを話してみて‥>
今、就活で自己PRを作成しているが、相談員の人と相談してすすめている。一人で、自己分析していて不明なことが、相談しながら
だと「自分はこう思っていたんだ」と気づくことができ、自分自身の理解が進み、自己PRの記述も豊かになるので、周囲にも私を分か
ってもらいやすいのでは?
※人間という言葉は、『人の間』と書きますね。私たちは、一人ではなく人の間で生きていく中で、人間として成長するという社会的な
動物・存在です。ですから、自分だけの視点でものごとを判断していると、どんなことでも一面的な理解になってしまうことが多いので
はないかと考えます。自分を別の視点から見てくれるメンターの存在が大切になってきますね。
次回から、第3部 相手との距離の取り方 について考えていきます。
お付き合いください。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。