自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を好きになりましょう~22
【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに
ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
今回からの第2回目6月例会では、『自分を好きになりましょう』に焦点を当てました。
この続きが、長くなり過ぎましたので、ここでタイトルのみに割愛します。
詳しくは、以前のブログをご覧になってください。
第1部 現在の大学生の人間関係の傾向
第2部 現在の子どもたちの人間関係の傾向
第3部 子どもたちが、【ボッチ】を怖れる理由
第4部 嫌われる勇気を持ち続けられるか?
第5部 自己肯定感を取り戻して、自分を好きになりましょう
第6部 自己肯定感の基礎知識のおさらい
第7部 自己肯定感の『高い』『低い』の具体的な違い
第8部 考え方のクセの功罪
第9部 アサーション(前回から続いています)
アサーションとは、一体何でしょうか?
【私はOK あなたもOK という関係性】のことです。
では『ドラえもんたちが、人気のラーメン屋へ行った』ケース『おいしいと評判のラーメン屋へ行きました。評判の店だけに、結構並ん
で待ちました。やっと、席に着き注文して、噂のラーメンが目の前にきました。ところが‥髪の毛が一本入っていました。』を基に考え
てみましょう。
① ジャイアンならば‥例えば「なんだこの店は!こんな店、二度と来ないぞ!」といった対応をして、出ていってしまう。
② のび太ならば‥「あっ、あの‥」と言いかけるが「あっ、何でもないです。いいです」と答えて、黙って髪の毛を出して食べる。
③ しずかちゃんならば‥「髪の毛が入っていたので、替えてください」と言い、替えてもらったラーメンを食べる。
みなさんならば、どの対応をしますか?
これらには、どのような違いがあるでしょうか。
①ジャイアン的対応
一方的に相手を責めるケースですが、これを【攻撃的対応】と言います。
そして、(ジャイアンはそう思わないかもしれませんが)この場合は、後になって【後悔】することが多いです。
みなさんも、かっとなってしまい相手に暴言を吐いてしまった翌日、とても居心地が悪く、深く後悔したことってありませんか?
②のび太的対応
ひたすら自分が我慢するケースですが、これを【被攻撃的対応】と言います。
そして、この場合はずっと【不満】が残ってしまいます。
こちらが我慢するので、大きなもめ事にはなりませんが‥
③しずかちゃん的対応
一方的に相手を非難するのではなく、かといって自分がずっと我慢するのでもなく、相手を尊重しながらも自分の主張を述べるケースで
すが、これを【アサーティブ的対応】と言います。
この場合は、こちらも相手も結果的に【満足】できることとなります。
この例から、【アサーション】について具体的に理解していただけたのではないでしょうか。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。