若者のトリセツ【やさしさが止まらない】⑤
『ユーメッセージ』よりも『アイメッセージ』で話すことによる効果について、さまざまな機会でお話してきました。
しかし、このごろの大学の授業での様子を見ると、そもそも学生たちは『ユーメッセージ』で話しません。
ほとんど全員が初めから『アイメッセージ』で話しているのです。
それも、かなり卑屈な言い方をしています。
どうして大学生は、事例(以前のブログ参照)の場面でも、相手に謝罪を要求せず、妙に物わかりの良い人を演じているのでしょうか。
このことを考えるために、私が相談を受けた、以下の事例を紹介します。
事例 女子大学生からの相談
『私は、よく待ち合わせで友だちに待たされます。今まで「ごめんね」と言われると、「全然平気」と答えてきましたし、本当に思っていました。でも、このごろ(それって、相手に対していいのかな)と思えてきて、それとなく話してみたけど、「仕方ないじゃん」と反応されて、周りからも「えっ、なんで?」と私が空気を読まない『悪い人』みたいに言われてしまい、落ち込みました。
私は、どうすればよかったのでしょうか。』
みなさんは、どのように思われましたか?
ここに、私が『』付きで表現した若者の『やさしさ』を感じます。
と言うよりも、『本音』を言えない、言うことが怖い。
そして、『傷つくことが怖い』若者の姿を感じています。
このことについて、さらに考えていきます。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。