子ども・若者白書2021年度版より

前回で『コミュニケーションカフェ6月例会』を終了しました。

また、コミュニケーションカフェ等開催しているセミナーなどについてご紹介しますが、少し違う話題に‥

 

先日閣議決定されたとの報道があった2021年度版「子ども・若者白書」から、特徴的な内容についてお知らせします。

教員やスクールカウンセラーとしてのさまざまな体験から、私には以前から『いろいろな顔のある人は、うつや引きこもりになりにく

い』という【持論】がありました。

しかし、それあくまでもは私の身近な事例からの推察に過ぎず、統計的なエビデンスがありませんでした。

しかし、今回同様の主旨のことが発表されているので、私としてはとても関心をもつとともに、勇気づけられた次第です。

 

その概略について説明します。

①「自分の部屋」「家庭」「学校」「地域」「職場」「インターネット空間」の6項目のうち、本人が『居場所』と感じている数と、

【自分が好き】(【自己肯定感ととらえる】)と感じることの相関関係について調査した。

そして

居場所の数  ➡   自分が好き

6      ➡   72.0%

3      ➡   38.3%

0      ➡   10.3%

という結果を得た。

②上記のデータより、居場所の数が増えるほど【自分が好き】との回答が増えるという結論を得ることができた。

③私の【持論】との関連

先に書いたように、『いろいろな顔のある人は、うつや引きこもりになりにくい』と考えていた。

例えば、『2年3組の私』『伊藤家の次男の私』『テニス部部長の私』『学習塾の私』『鉄道サークルの私』と、人はいろいろな顔を持

っていると考える。

その顔が多いと、例え一つの顔で傷ついたとしても(仮に学校で嫌な思いをしても)、普通に生活できる顔が他にある。

すると、人は結構【元気】で生きることができるのではないか。

その結果、『自分が好き』(自己肯定感が高い)と感じることができる。

 

では、この結果をどのように生かしていくことができるのかについて、考えてみます。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。