交友関係で生かしたいソーシャルスキル⑭(コミュニケーションカフェ5月例会より)
5 全体を振り返って
少し長い連載になってしまいましたが、以下の『悩み相談』への回答から始まりました。
事例①「いいね」が生きがいになっているアラサー女性
『私は、よく友人から悩み事を相談されたり、優しいと言われたりしますが、目立つタイプではありませんでした。周囲に合わせてきたから、いじめられたという経験はしないできましたが…そんな私が、先日の婚活パーティで素敵な女性(男性でないのが残念ですが)と出会い、彼女に誘われて出かけています。いわゆるインスタ映えするお店が多くて、実際彼女はフォロワーも多いようです。彼女に勧められて、私もいろいろアップしてみたら、予想外に多くの【いいね】がありました。びっくりしたけど、とてもうれしくて…今では、自分でもお店を調べてアップしています。でも‥楽しいのですが、私のお給料では結構きびしいところも多くて…それに、いつも【いいね】が気になってしまうし。なんだか追いかけられているみたいにも思えて…正直、ちょっと苦しいし…』
この『悩み相談』に対して
1 問題点は何なのか?
新しいお店などへ出かけて浪費することや、SNSに夢中になることではなく、【他者の評価に頼ってしまう】ということ
2 どうして【他者の評価に頼ってしまう】のか?
自分に自信がないから
3 どうすれば、自分に自信【自己肯定感】を高めることができるのか?
①思考の歪みを直す
例 白か黒かという考え などからの脱却
②アサーティブな反応を身に付ける
私はOK あなたもOK
4 アサーティブな対応ができるためには、どうすればいいか?
リフレーミング 等じっくり時間をかけて身に付けるスキルの練習
呼吸法 等その場で役立つスキルの練習
理解いただけましたか?
実際に、今では『いいね』の数に一喜一憂するあまり、信じられない行為にいたる人のニュースを目にします。
そこには、上記のような【承認欲求の高さ】【自己肯定感の低さ】等が垣間見られます。
この問題は『彼女』だけの問題ではないのです。
『彼女』が、もっとポジティブな活動に自分の居場所を見つけることを願っています。
御覧くださり、ありがとうございました。
次回からは、別の話をスタートします。
続けてご覧ください。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
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