ソーシャルスキルトレーニング ⑦アサーション 続①

昨日は、特別編としましたので、一昨日の続きとなります。

「ソーシャルスキル(SST)について知りたい」「ソーシャルスキル(SST)について学びたい」という意見をいただきました。

そこで、今いくつかのSSTについての紹介をしています。

今回は、一昨日に引き続き【アサーション】について、お話します。

興味関心をもたれたら、ぜひコミュニケーションカフェで実際に取り組んでみましょう。

【アサーション】続き①

事例① 大学生からの相談

『私は、待ち合わせで友だちのAさんによく待たされます。今まで、「ごめんね」と言われると、「全然平気」と答えていたし、本当にそう思っていました。でもこのごろ、「それって、本当にいいのかな?」と思えてきました。それで、それとなく話してみたら「仕方ないじゃん」と言われて‥周りからも「えっ、何で?」と、私が空気読めない「変な人」みたいに言われてしまって、落ち込みました。私は、どうすればよかったのでしょうか?』

あなたは、どのように思いますか?

この大学生さんに限らず、こういうことって結構ありませんか?

正論が通らず、何となく『いい顔』をしないといけないと言うか‥

私は、彼女が言ったことは何も間違っていないと思います。

しかし、うまくいかずに彼女は落ち込んでしまい、いわゆる自己肯定感が低くなってしまっているわけです。

では、何が問題点で、どうすればよかったのか、さらには今後どうすると良いかについて考えていきましょう。

 

これこそが、まさに【アサーション】の問題と考えます。

① 問題点は何か?

まず、彼女を取り巻く交友関係について、少し考えてみます。

この話題だけでは断定できませんが、あまり深い関係(友人のことを大切に考えて、厳しいことも敢えて言う)ではないと想像します。

一緒に授業に出席したり、一緒にランチしたり、たまには一緒に遊びに行ったりはするけれども、お互いに相手の深いところには立ち入

らない、言わば【軽い関係】ではないでしょうか?

今、こうした関係は多いと思います。

『良い』『悪い』ではなく、こうした風潮かなあと感じています。

そうした関係の中で、いわゆる『正論』を主張することはなかなか辛いとも思います。

その場の雰囲気を『読んで』軽い会話が期待されている中に、『正論』で入っていくことは、周囲に波風を立てるわけです。

だからと言って、彼女が『何も言わずに我慢する』ーいわゆる『のび太タイプ』(前回のブログ参照ラーメン屋の事例)になることはあ

りません。

ここで、『しずかちゃんタイプ』ならば、どのように行動するでしょうか。

明日までに、考えてみてください。

私の考えは、結構ダークですよ。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。