ちょっと【自己肯定感】 コミュニケーションカフェからの抜粋②
昨日、『コミュニケーションカフェ』で取り組んできた活動を、ダイジェストとしてお伝えするとお話しました。
その第一弾が、今月の『コミュニケーションカフェ』で取り組んだ『自己肯定感』についてです。
その理由としては、昨年からのコロナ禍で、社会全体に攻撃的な雰囲気が増し、傷ついたり生きづらさを感じたりしている方が多いと考
えるからです。
そこで、自分を大切にする【自己肯定感】を高めることについて、一緒に考えていきましょう。
【みなさんへの宿題】
事例①女性総合職、勤務8年目のAさんの悩み
『私は、どちらかと言うと責任感が強いほうだと思います。一応頼まれた仕事はきちんとこなすので、面倒な仕事が回ってくることが多いような気がします。でも、他にやる人がいないならば、(まっ、いいか)と思って引き受けます。昨年の4月から後輩のKさんとチームになりました。Kさんは調子がよくて、自分の仕事を他の人に頼むのが上手です。私も気が付くとKさんの仕事をやっていることがあります。明るくて悪い人ではないのですが‥Kさんのそんなところを許してきたのも私かなと思うし‥今年は、プロジェクトが本格化してきます。ちょっと気が重くなってきました。』
課題 あなたならば、Aさんにどのようにアドバイスしますか
みなさん、どのように考えられましたか?
先日の『コミュニケーションカフェ』では、この事例に対して「すごくあるあるです。私にも体験があります」という感想がありまし
た。
私自身も、「職場でのあるある」ケースと考えます。
Aさん自身が言うように、おそらくKさんは悪気なく周囲に仕事を頼んでいるのではないでしょうか。
(もしも、計算して周囲の人々を利用しているとしたら、別の問題になると考えるので、今回はあくまでも『悪気の無いKさん』とし
て、話を進めます。)
この場合、AさんがKさんに理をきちんと説明すると、Kさんは「すみません」と言うかもしれませんが、同じことを繰り返すのではな
いでしょうか。
そんなに簡単に人は変わりません。
その場合、Aさんは『嫌なことを言った』と本人が思っている分だけ余計に落ち込む、すなわち【自己肯定感】が低下すると思います。
そこで、Aさんには次の二択から、選択してもらおうと考えました。
①能力高く親切なAさんですが、自分の行動に【枠】を作りましょう。
「ここまでは私がやるから、◇◇はKさんがやってね」という話し合いを、必ず第三者(できれば、二人にとっての上司)がいるとこ
ろで行います。もちろん、Kさんがきちんとできるとは思いません。しかし、Kさんがきちんとできなくても、それはKさんの責任で
すから、あえて口出しはしません。そのマイナスは、Aさんがかぶることではなく、組織全体として受け止めるべきことと考えます。
能力が高く自負心も強いAさんとしては辛いことかもしれませんが、どこかでこの決断をしなければ、現状が続くだけです。
『私がやれば、もっとうまくいくのに‥』と納得できず、その意味では【自己肯定感】が低下するかもしれませんが、『今まで言えな
かった嫌なことを言えた』というのは、大きな進歩ではありませんか?
長い目で見て、どちらがより【自己肯定感】が高まるでしょうか。
②仕事に穴はあけられないから、今までどおりにKさんをフォローしていく。
もちろん、Aさん自身が決断することですから、この選択もあるでしょう。
その時のアドバイスは、『私が好きでやっていること』という自分自身への納得です。
つまり、Kさんのことはどうでもいいのです。
『私』が自分の性格で納得できるだけのことをやると決断してしまえば、【自分で決めたとおりにできた自分】に対して、【自己肯定
感】は高まると思います。
みなさんは、どのように思われますか?
でも‥Aさんには、新しい自分を発見してほしいと思いますが‥
明日、別の事例について考えてみます。
ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。
よろしければ、お話を聞かせてください。
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さらに追加 HPのトピックスに書きましたが、1月22日金曜日の夜にMIDFMというラジオ局の番組に出演することになりました。
ご都合よろしければ、お聴きになってください。
詳しくは➡HPのトピックスをご覧ください。