生徒・子どもの心とどう向き合うか6 ハッピー物語77【番外編】より

Ⅰ 【生徒の心とどう向き合うか】にはマニュアルがない

【今の生徒の気持ちは分かりにくくなった】理由として

【周囲に良い人と思われたいから、本音を言わないでおこう】【周囲からよく思われたいから、本音は言えない】と思う生徒・子ども

が増えてきたからではないか。このことについては、以前にお話しました。

【生徒を取り巻く環境の多様化・分断化】が進んできたからではないか。

と考えました。

そこで、②の事例として【部活動への保護者の思い】について考えてみます。

【部活動】を担当する教師は多くの悩みを抱えていますが、【保護者とのかかわり方】は大きな課題となっています。

例えば、同じバスケットボール部員としてAくんとBくんがいるとしましょう。

二人ともバスケットボールが大好きで、どちらも選手として能力が高く、授業後の練習でも熱心に取り組んでいます。

しかし、休日の練習においては大きな違いがあります。

Aくんの家庭の考え方

休日も休みなく、部活動を頑張らせてほしい。

試合でも活躍できれば、うまくいけば『部活動の推薦』で高校進学ができたら有難い。

Bくんの家庭の考え方

平日の授業後は、部活動で頑張らせてもらいたいが、休日は家庭に返してほしい。

高校進学のために塾へ通わせたいし、家族一緒に出掛けることもしたい。

この二つの考え方は、一方が正しくて他方が間違っているということではないと思います。

しかし、この違いはさらに別の問題へつながっていく可能性があります。

例えば『試合での選手選考』です。

試合には『上手な選手が、強い選手が選ばれればよい』と考えると、話は簡単です。

AくんもBくんも、その力量だけを基準として選ばれるならば、選考は簡単です。

しかし、【部活動】を学校で取り組まれる教育活動の一環としてとらえると、『選手の力量は選考基準の中心となるが、部活動に休まな

いで参加している』も、選考基準の別の要素となるむと考える指導者がいてもおかしくありません。。

そのように考えると、休日の練習を休まないAくんと、休日の練習を休むBくんでは、評価が変わってくるのではないでしょうか。

あなたが、顧問ならば指導者ならば、どのように判断されますか。

 

ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。

よろしければ、お話を聞かせてください。

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