5月は、身の上相談週間⑥あなたは大切な人です(自尊感情)-1

このところ、ご縁があって、さまざまな方から相談を受けています。

もちろん個人情報をお知らせするわけにはいきませんが、今の状況で感じる【生きにくさ】は、多くの方に共通するものではないかと考

えています。

そこで、今月5月は【悩み紹介】⇒【私ならば、こんなふうに考えます】⇒【知っておきたい知識・スキル】という流れで、いくつかの

事例についてお話しています。

皆さんに、少しでもお役に立てれば幸いです。

 

【事例6 中学生の母親 48才】

私がスクールカウンセラーをしていた頃の話です。

生徒の相談が終わり、相談室から廊下へでたところ、「あのーよろしいですか?」と、ちょうど三者懇談が終わり教室から出てきたと

ろのお母さんから声をかけられました。

聞けば「一度、話を聞いてほしかったけれども、なかなか勇気を出して申し込めなかった」とのことでした。

タイミングよく、次の相談まで時間が空いていたので、お話をうかがうことにしました。(個人情報保護のため、詳細は変更)

父・母・姉・中学生男子・妹の五人家族。

父は派遣で保健所で働いていて、母は郵便局の正規職員。

贅沢をしなければ、何とかやっていける家計と思いますが、家計を握っている父親から渡されるお金が少なく、家計が苦しい日々が続い

ています。

それは、父親が収集癖が強く多額の金額をその収集に費やすからです。

また、その結果マンションの2つの部屋はその置き場所となっており、残りの1部屋で他の家族が生活しているそうです。

もちろん、こんな状況を嫌い、大学を卒業した姉は最近家を出たとのことです。

そして、最大の問題は、実際の暴力こそふるわないものの、父親から母親や子どもたちへの言葉による暴力です。

父親は、『自分は運が悪かったので、まともな職につけなかった。それは、世の中が悪いからだ』と日頃から話していて、何か不愉快な

出来事があったときには家族に八つ当たりをして、その不満をぶつけるとのことでした。

父親の抱えている問題や、家族への対応に関しては、民生子ども課やソーシャルワーカーへの依頼を考えました。

しかし、何よりも問題と思えたことは、『父親からの呪縛によって、自信を失っている母親』の姿でした。

『私が悪いからです』と言う母親を何とかしたい。

母親が精神的に元気になることで、子どもたちも前向きに生きていけるのではないか。

そのように考え、対応策を検討することにしました。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。