自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を好きになりましょう~24

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第2回目6月例会では、『自分を好きになりましょう』に焦点を当てました。

 

この続きが、長くなり過ぎましたので、ここでタイトルのみに割愛します。

詳しくは、以前のブログをご覧になってください。

第1部 現在の大学生の人間関係の傾向 

第2部 現在の子どもたちの人間関係の傾向 

第3部 子どもたちが、【ボッチ】を怖れる理由 

第4部 嫌われる勇気を持ち続けられるか?

第5部 自己肯定感を取り戻して、自分を好きになりましょう

第6部 自己肯定感の基礎知識のおさらい

第7部 自己肯定感の『高い』『低い』の具体的な違い

第8部 考え方のクセの功罪

第9部 アサーションの考え方

第10部アサーションスキルの紹介

5月のコミュニケーションカフェより、毎月2種類ずつ紹介しています。

① 2段構え作戦

今回は、引き続き2つ目のスキルを紹介します。

② アイメッセージ

今までに、聞いたり、見たりされたことはありませんか?

よく誤解されますが、アイメッセージの『アイ』はラブとか目ではありません。

これは、英語で言う『私は=I』のことです。

その詳細は

❶ 伝えたことは、非難ではなく思い。

❷ 上下ではなく、横からの視線で。

❸ 「私は○○してほしい」と言う。

事例を基に説明します。

例えば、みなさんが職場の後輩たちに、プロジェクトの今後について話そうとしますが、まだ席についていないメンバーもいて、会場全

体がザワザワしています。そのときに、「静かにしてください」と何度注意しても、なかなか静かになりません。そうしたときに「今か

ら説明することは○○という点で、とても重要なので、注目して聴いていただけると有難いです」と話し始めると、「静かに」と何度も

言うよりは、速く収拾がつき、会場内の集中力が高まってきます。

ここに、アイメッセージが使われています。

すなわち、もしユーメッセージならば『あなたは、静かにして』と言うところを、アイメッセージでは『私は大切な話をしたい』となる

わけです。(アイメッセージの反対「あなたは○○だ」を、ユーメッセージと言います)

このときに、私が伝えたいことは『あなたたちはうるさい』といったことではありません。

私が伝えたいことは『プロジェクトの大切な点』なのです。

また、『私は先輩だから言うことを聴け』と言っているわけではありません。

先輩後輩の違いはあっても、一緒にがんばっていこうと言っているのです。

そして、「私は○○してほしい」と気持ちを単刀直入に話しているのです。

ここに、『上下関係などの無用なわずらわしさ』を取り除き、本当に何がしたいかを伝えるアイメッセージの核心があります。

みなさんの人間関係などで、ぜひ試してみてください。

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。