生徒・子どもの心とどう向き合うか16 ハッピー物語87【番外編】より

Ⅱ 【生徒・子どもの心とどう向き合うか】についての考え

④担任教師・スクールカウンセラーによる個別面接から見えてくる【生徒・子どもの心】について

まずは、【独自のアンケート】による事前調査を行いましょう。

その利点としては、【教育相談】【全員面接】を行うにあたって、時間の節約ができることが挙げられます。

さらに、予備知識を持つということには、時間短縮以上に本質的な利点があると考えます。

例えば【あなたが、これから直したいとおもうことは何ですか?】といったネガティブな質問には饒舌に答えている生徒・子どもが、

【あなたが、自分をほめたいと思うことは何ですか?】といったポジティブな質問に対しては返答が少なく、白紙の生徒・子どもも少な

くないという特徴を事前に知ることができます。

そして、このことは現代の生徒・子どもを象徴している大きな問題を考える糸口になると思います。

そこからは、【自己肯定感の低さ】【同調圧力】等の問題が、考えられます。

これらは、生徒・子どもだけに関する問題ではなく、広く日本人全体の抱えている問題かと思います。

これらについては、可能でしたら後日ふれていきたいと思います。

さて、【教育相談】【全員面接】に話を戻します。

一例として、以下の手順で取り組みます。

○ 教師やスクールカウンセラーから、生徒・子どもと話し合うことがうれしいという気持ちを伝える

○ 生徒・子どもが『自分が大切にされている』という感情を抱くために、例えば各自の『名前』の由来について尋ねたりする

○ 【部活動】【習い事】といった、生徒・子どもが話しやすい話題について、落ち着いて話を聞く

○ 事前のアンケートを基に、質問をする

○ 『いじめられたことがあるか』『学校へ行きたくないことがあるか』等といった、センシティブでありリスクを含む質問につい

   ては、生徒・子どもの表情や態度に注目しながら、質問するか否かを含めて判断する

○ 【教育相談】【全員面接】を明るい雰囲気で終われるように、生徒・子どもの言動で興味関心をもったことがらについて、さらに

   質問したり、今後への励ましをしたりする

これらは、あくまでも一例ですが、生徒・子どもが「話し合えてよかった」「私のことを、気にかけてくれる人がいる」と思えるよう

【教育相談】【全員面接】をこころがけたいものです。

明日、この続きについて考えていきましょう。

 

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