子育て支援ワンコインセミナー 【子どもの心が分からない~思春期のトリセツ~】解説編21学習性無力感
1日から、現在開催しているコミュニケーションカフェ3月例会について、説明しています。
その内容として
1 【思春期の特徴】について、2回にわたってお話してきました。(以前のブログ参照)
2 このセミナーの中心として、二つの柱を考えてみました。
① 子ども話の聴き方
② 子どもの意欲の高め方
3 【子どもの話の聴き方】については5回にわたって、お話してきました。(以前のブログ参照)
4 【子どもの意欲の高め方】についても、お話してきました。
5 3月16日の【セミナーリアル版の報告】
6 3月20日の【セミナーリアル版の報告】
7 3月21日の【セミナーOnline版の報告】
8 【学習性無力感】について
事例① 学校での『できる』➡『やる』の事例
小さな頃から「何をやらせても長続きしない子」と、周囲から言われてきたAくんのケース(詳細は、前回のブログ参照)
事例② 家庭での『できる』➡『やる』の事例
Bさんは、休みの日に友だちと出かける約束をしても、直前にドタキャンしたり、また待ち合わせの時刻に大幅に遅れたりということの多い中学生です。友人から「ひどい」と言われても、「仕方ないじゃん」と言い、反省したことがありませんでした。ですから、周囲からは「自己中のわがままな子」と見られるようになっていました。家庭内においても、自分のことしかしないので、保護者も彼女に何も頼まなくなっていました。ところが、離れて暮らしている祖父母が体調を壊してしまい、母親がそちらへ看護のために出かけてしまいました。家庭には、父親と彼女と小学校4年生の弟の3人となりました。父親ができる限り早く帰宅し、夕食を作っていましたが、ある日「今夜は、早くは帰られないので、何とか食べておいて」という連絡がありました。そこで、彼女がコンビニで買ってきたお弁当を、姉弟で食べました。しかし、そんな日が続くと、弟が「いつもコンビニのお弁当は嫌だ」と文句を言いました。そんな弟に、彼女は怒って「食べたくないなら食べなくていい」と言いましたが、泣いている弟を見て、家庭科の調理実習を思い出して、料理をしました。すると、予想外に弟が「おいしいよ。ありがとう。」と言いました。それは、彼女には驚きでした。今まで、自分がやったことに対して、弟が喜んでくれたことなど、なかったからです。
翌日、おふろをきれいに洗っているBさんの姿がありました。
どのように思われましたか?
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。