何ができるだろう①配慮を要する子編-14(最終回)

2 【周囲と上手に付き合えないBくん】(詳細は改編)

プロフィール

Bくんは、中学2年生。母親と二人暮らし。

保育園児の頃より、友達と遊ぶときにトラブルを生じやすく、母親は疲れていた。

Bくんはわがままを言い、迷惑をかけているという気持ちはないが、友人や先生に声をかけるタイミングが悪かったり、誤解される言動

が多かったりするため、『トラブルメーカー』と思われている。

母親は、Bくんの『母親思いの優しい子』であるという面など、Bくんの良さを周囲にも理解してもらいたいと願っている。

そこで、中学校の相談室を訪れることとなった。

Bくんの優しさや良さを、周囲に分かってもらうためには、どのような取り組みをすると良いでしょうか?

 

①お母さんに対しての初めの一歩

②お母さんからの情報収集

③Bくんに対しての初めの一歩

④Bくんとの関係づくり

⑤Bくんへの配慮の必要性

⑥Bくんへの具体的な配慮

<指示はそのときに>

<指示は具体的に>

<禁止したときには、その代償の指示を>

<指示は一度に一つずつ>

<ユニバーサルデザイン>

<クールダウン>

<配慮と特別扱いの境界>

⑦お母さんへのサポート

⑧まとめ

小学校時代は、毎日のように級友とのもめごとがあり、学校からお母さんに連絡がありました。

その連絡を聞くたびに、お母さん自身も心身の安定を失い、「うつ症状」のため外出ができなくなった時期もあったそうです。

しかし、今では病院でのカウンセリングや投薬、そして何よりもBくん自身が自分をコントロールできるようになってきました。

例えば、「ちよっと気持ちが落ち着かなくなってきた」と感じたら、学校指定の「クールダウン」用の部屋へ行って、自分を落ち着かせ

て、その後落ち着いて教室へ戻るという対応がとれるようになってきました。

その結果、落ち着いて学習できるようになったBくんは、成績も向上して、高校進学について具体的に考えることもできるようになって

きました。

「小学校の頃を思うと、夢のようです」と話すお母さんは、本当にうれしそうでした。

一方、周囲の級友たちも、成長するにつれて、少し違うところのあるBくんを受け入れることができるようになってきました。

Bくんにとって、今の学校は、最も心落ち着く居場所となっているのでしょう。

しかし、これで安泰というわけにはいかないと考えます。

現状は、確かにもめごとも少なくなり、心落ち着いた日々が続いています。

しかし、高校進学となった後はどうでしょうか。

Bくんのことを分かっている級友がどれだけいることでしょうか。

おそらくトラブルもまた発生することでしょう。

しかし、それに対応する知恵やスキルも身に備わってきました。

何とか、新しい環境でも、それへの適応を図って、たくましく生活していってほしいと願っています。

 

 

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