コミュニケーションカフェを終えて2

DSC_138

みなさん、昨日お尋ねした「私の気持ちをわかって」というときの「わかる」を表す漢字、お分かりになりましたか?

昨日のコミュニケーションカフェでもお尋ねしたのですが、いろいろな回答の中に「気持ちを分かち合うということで…分ですか?」という答えがありました。そのとおりです!詳しくお話する前に、他の漢字について説明します。

解る」はその漢字を使う他の熟語を想像してください。「理解」「解剖」…すべて一つのものを、バラバラに小さな部品?に分けることを表します。この場合でしたら、相談している相手の気持ちをバラバラにして原因を探るという意味でしょうか。

判る」も同様に熟語を想像してみましょう。「判定」「判断」…ある事柄に対して、白黒つける、評価を下すことを表します。この場合でしたら、相談している相手の気持ちを「正しい・正しくない」と評価するという意味でしょうか。

それに対して、「分かる」は「分担」「配分」…一つの物事を分けるという使い方がよくされます。この場合でしたら、相談している相手の気持ちを分けて、一緒に担おうとするーすなわち「分かち合う」という意味になるわけです。ですから、正解は「分」となります。

そして、この考えをさらに発展させると、相手の話を聴くときに心掛けたい姿勢・態度である「傾聴」に繋がります。

みなさん、今までに「傾聴」という言葉は、聴かれたことがあると思います。しかし、「何となく」分かった気になっている方が多いのではないでしょうか。

明日、「傾聴」について具体的に考えましょう。