ちょっと【人付き合いってどうして疲れるの?】 コミュニケーションカフェからの抜粋3-⑥
緊急事態宣言が続き、なかなか友人知人と会い、親しく語り合う場面が少なくなっているのではないかと思います。
また、『【人付き合い】がリアルじゃなくてONlineになった』ことで、『さらに【人付き合い】が難しくなってきた』と思われている方
もいるようです。そこで『ちょっとコミュニケーションカフェから』シリーズの第三弾として、【人付き合いの難しさ】について考え
ることにしました。
Ⅰ【人付き合いはなぜ疲れるの?】(ブログ3-① 3-② 参照)
Ⅱ【相手との距離の取り方】(ブログ3-③ 3-④ 参照)
Ⅲ【相手への思い込み】(ブログ3-⑤ 参照)
事例2 私の当たり前は、みんなの当たり前?
人は、誰でも【正しい】と考える【自分の価値観】に基づいて行動していると考えます。
もちろん、中には『人のものを盗んではいけない』といった、社会全体の基準となっている【価値観】もあります。
しかし、私たちはそれ以上に【私の当たり前は、誰にとっても当たり前】と考えていないでしょうか。
実践1 あなたにとって大切なものはなんですか?
次の9つの事柄に、大切と考える順番をつけてください。
自由・友情・健康・家族・自然・愛・正義・学力・お金
さまざまな場面(対象は大学生、中学生、教員、保護者など)で、この実践に取り組んできましたが、一つの会場で同じ選択をした方を
目にしたことはありません。(計算上、362880とおりの可能性があるので、当たり前と言えば当たり前ですが‥)
事程左様に、人の価値観は千差万別なのです。
ですから、『私は相手からプレゼントをいただいたらお返しをするから、誰でもそうするのが当たり前』は、その方の当たり前であっ
て、社会の当たり前ではないのです。
このように、【相手への思い込み】で【自分のこころ】も縛ってしまうと、【人付き合い】が大変苦しくなってくると思います。
【自分と異なる価値観を受け入れる】と言うと難しく聞こえますが、要は【人は人】と割り切って考えることが、【人付き合い】を楽に
していくのではないでしょうか。
Ⅲ【愛情の押し付け】
事例3 あなたのためでしょ
休校中に、学校の課題をせずにゲームばかりしている子どもに、あなたは腹を立てています。子どもが、授業についていけるか心配だからです。ついつい「あなたのためでしょ」と言いますが、相手には伝わっていないようです。今も、スーパーから帰ってきたら、ゲームをやっています。
さあ、あなたは何と言いますか?
明日までに、考えてみてください。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください