【聴く力・話す力のスキルアップ】⑬ポジティブに NGワードではなくOKワードで
この連載では
第1シリーズでは、発達障害を中心とした【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について
第2シリーズでは【学力差がある集団への係り】について
第3シリーズでは【一見仲良さそうに見えるなれあい集団内部への係り】について
第4シリーズでは『教職を目指す学生が考える【理想の教師像】』について
そして現在は、シリーズの番外編として、『悩みを抱えている子どもへどのように寄り添うか』について考えています。
そして、『寄り添い方』の第一歩としての『話の聴き方』について考えてきました。
その詳細は、過去のブログを見ていただくとして‥
さて、先日(1/30)のOnlineコミュニケーションカフェでも話題になりましたが、「自分の思いを伝えることは難しい」と思っている方
が多いと感じています。
そこで、『話し方』についてこんなことを提案してきました。(こちらも、詳しくは過去のブログをご覧ください)
1 言葉は、相手へのギフトと考えましょう
①人は、自分のイメージどおりに動く
②人は「言葉」ではなく「心」を受け止める
2 アイメッセージで、話してみましょう
3 リフレーミングで話してみましょう
①価値基準を変えてみると‥
②言葉の言い換え
③応用編
4 具体的に話してみましょう
①『どうすべきかは分かっているけど、どうすればいいかが分からない』説明編
②『どうすべきかは分かっているけど、どうすればいいかが分からない』実践編
そして、今回からは
5 ポジティブに話してみましょう
『ポジティブに話す』とは、どんなことでしょうか。
もし、想像しにくいようでしたら、ヒントを出しましょう。
みなさんは、『OKワード』『NGワード』という言葉をご存じですか?
これは、学級活動の授業などでよく使われている言葉です。
例えば、『OKワード』としては『ありがとう・いいね・うれしい』といった言葉が考えられます。
そして、『NGワード』としては『死ね・ウザイ・キモイ・ムカつく』といった言葉が考えられます。
ここで質問です。
例としてあげた以外に、みなさん自身が『OKワード』『NGワード』を考えてみると、どんなことに気づくでしょうか?
実際に考えてみてください。
いかがでしたか?
『OKワード』は、なかなか思いつかないのに、『NGワード』は簡単に思いつくのではないでしょうか。
中学校で、同じ質問をすると、『NGワード』については、無限(と言ってもいいくらい)に発言があるのに対して、『OKワード』は
なかなか意見が出てきません。
実際に思いつかないのだと思います。
このように、私たちは物事を『ネガティブに』とらえて、『ネガティブに』表現することが得意なのでしょう。
だからこそ、『ポジティブに』物事を捉えて、『ポジティブに』表現することが大切なのだと思います。
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。