【嫁と姑の関係?】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【不登校に目を向けて】⑪

今月は、【不登校】について、みなさんと一緒に考えています。

プロローグ

【不登校】についての知識の一例(以下、今回までの内容については、過去のブログをご覧ください)

本論

1 不登校の考え方の変遷

2 文科省による不登校の定義

3 不登校児童生徒数の推移

4 【不登校】の理由

① 学校生活に起因

② 家庭生活に起因

③ 本人の気質に起因

5 学校生活に起因の具体的なケースについて

①被害者のケア

②加害者の指導

③観衆の指導

④傍観者の指導(前回の内容)

以上、『いじめが発生したときの4つの役割』について、お話しました。

 

今回からは、② 家庭生活に起因 の不登校について考えていきます。

5 家庭生活に起因の具体的なケースについて

ここでは、2つの事例について、具体的にお話していきます。

以前にもお話しましたが、私は長く教員をしている途中で、『不登校児童生徒の対応施設=適応教室』に3年間相談部長として勤務しました。

その適応教室は、規模としてはかなりの大きさがあり、通所希望の親子と初めに面接する初回面接(インテーク)を、私一人でも年間150件以上行っ

ており、さまざまな事情から不登校になった子どもとその保護者の方とお話しました。

何度も申し上げていることですが、『150の不登校には150の事情』があることを、学びました。

ともすれば、『不登校=いじめ』と考えられがちであり、またもちろんそうした側面も多々あるのですが、実際には事態はそれほどシンプルではな

く、私自身も驚いたり、考えさせられたりしたケースがありました。

そうした事例について、ご紹介します。(情報保護の立場から、内容を一部変更してあります)

事例①

あなたは、○○小学校2年1組の担任です。(そのように想像してみてください)

不登校傾向のAくんは、両親との三人暮らしですが、近くに祖父母が住んでいるので、彼は下校後に、学童保育等によることなく、祖父母宅でおやつ

を食べています。

その時に、祖母から母親について話を聞いていました。

そして、両親と一緒の夕食時に、母親から祖母の話を聞いていました。

そのしばらく後、彼はほとんど登校できなくなってしまいました。

 

このケースから、どのようなことを考えられますか?

どのようなことを想像されますか?

次回までに、一度お考えください。

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いていま

す。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。