【友だちという呪縛~ボッチ上等~】5「私は性格が悪いから、友だちできない」へのアンサー

現在、私はスクールカウンセラーとして勤務しています。

中学校の教員として、また大学の非常勤講師として、若い世代と長い間関わり合ってきましたが、今目の前にいる子どもたちの抱えている問題は、

決して【子どもの問題】ではなく、私たち大人が生きている社会が抱えている問題と何ら変わりありません。

それだけに、『子どもたちと一緒に解決していこう』とする意思・姿勢が必要とされていると考えます。

 

中学生女子からの相談。

『私のクラスでは、今みんな野外学習の話をしています。みんな、持ち物のきまりなんかで、先生に文句言いながらも楽しそうです。でも、私は楽

しくありません。グルーブ決めでハバにされたとかいうことはありません。でも、それはきっと、先生がリーダーの子に頼んでくれたからだと思い

ます。私は明るくないし、地味だし、友だちいないし‥私って、悪い性格だから、友だちがいないのでしょうか?』

 

次の視点から、考えてみます。

①そもそも、悪い性格って、どんな性格なのでしょうか?

 悪い性格・良い性格ってあるのでしょうか?

性格って、千差万別ですよね。

100人いれば、100の性格があると思います。

確かに、今世の中では、「明るい人」「自己主張をする人」「活発な人」の方が、目立っています。

でもそれは、そうした人たちのほうが「良い性格」でからではなく、目立っているから認められているように感じるだけではないでしょうか。

人の性格に、良いも悪いもないと思います。

第一、他の人の性格をまねてみても、長続きしませんよね。

SDGsではないですし、自分が苦しくなるだけではないでしょうか?

②彼女は、『友だち』にどんなイメージをもっているのでしょうか?

彼女と話してみたところ、「休日に一緒に遊びに行く人」を友だちとして考えていました。

もちろん、それは間違いではありません。

しかし、そんなに「友だち」って限定されたものでしょうか?

遠く離れていて「休日に一緒遊びにいけなく」ても、心を許し合い、信頼できる友人関係なんて、世の中にたくさんいます。

「友だち」の定義を、矮小化しないようにしたいですね。

③明るくなくて、地味だったら、友だちがいなくなるのでしょうか?

明るく華やかな人って、素敵ですよね。

憧れてしまいますよね。

でも、周囲の人がみんなそうだったら、どうですか?

疲れてしまいませんか?

そして、「本当に困ったこと」って、明るく元気な人よりも、物静かで落ち着いた人に相談しませんか?

子どもたちでも、相手のことを結構見ていますよ。

明るいとか暗いとか、派手とか地味ってことで、友人って決まらないと思います。

④そもそも、友だちはいなければいけないのでしょうか?

そうです。

最も、根底にあることは『友だちっていなければいけないの?』です。

このことについて、じっくり考えていきましょう。

ちなみに、私は「友だちはいれば、いい。でも、なくても構わない」と思っています。

あなたは、いかがお考えですか?

 

じっくり考えていきましょう。

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いてい

す。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。