【リフレーミングでポジティブに】自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~30

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

コミュニケーションスキル 

第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください

第2部 話す力(以前のブログをご覧ください

第3部 相手との距離の取り方(以前のブログをご覧ください

第4部 アサーション(以前のブログをご覧ください

第5部 アサーションスキル

5月例会、6月例会と、これまでにいくつかのアサーションスキルを紹介してきました。

今回で、一応一区切りとなります。

ここでは、リフレーミングについて、お話します。

私たちは、誰でも育った環境や体験によって、物事を判断する独自の価値基準を持っています。

例えば、このところの雨の多さ一つを取り上げても「集中豪雨とか、とても大変そう。東北の友人が心配」と不安に思う方もいれば、

「梅雨が早く終わってしまって、私の実家の四国では生活用水を心配していたから、少しは恵みの雨になる?」と安堵する方もいます。

他のことでも、人のとらえ方は様々です。

例えば、私は小さな頃から『おしゃべり』と、よく叱られていました。

(実際、よくしゃべっていました。今では信じられないことですが、小学校の個人懇談会で、私の母は担任の先生から「杉浦さんが休む

とクラスが静かです」と言われ、毎朝登校時には「今日は一日おしゃべりをしないように」と、私に約束させていました。私は、上の空

で「うん」と返事しながらも、家を出て通学路の角を曲がったら、そんなこととっくに忘れていました。しかし、今こんな指導があった

ら人権問題ですよね。プンプン)

しかし、『おしゃべり』を全く逆の価値基準・視点でとらえてみたら、どうでしょうか。

私が授業している大学で、学生たちに質問したところ『情報量が豊富』『社交性に富む』『明るく気さく』『ムードメーカー』等の発言

がありました。

さらには『自分がもっている多くの情報を惜しみなく周囲に与える』といった発言もありました。

ここまでくると、全くの誉め言葉ですよね。

「そんなにほめてくれて、ありがとう」とお礼を言いたい気分です。

いかがですか?

このように、価値基準を変えてみることによって、当たり前ですが、ものごとの評価は一変します。

そうならば、ネガティブに捉えるよりもポジティブにものごとを判断してみませんか?

そこに、リフレーミングの真骨頂があるのです。

 

もののとらえ方について、次回さらに考えてみましょう。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。